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Binance(バイナンス)は日本人禁止?なぜ利用できない?代わりのおすすめ取引所も解説

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Binance(バイナンス)は日本で利用できる?

Binanceは世界最大級の仮想通貨取引所ですが、日本の規制への懸念によって、日本居住者向けのサービスには制限がされていました。金融庁からの警告を受け無登録でのサービス提供が問題視されたとの事情があります。ただし、この警告はBinanceへのものであり、日本の個々のユーザーへの罰則はありませんので、法的な問題は生じていませんでした。

しかしながら、最終的な対応として、Binanceは日本居住者へのサービス変更を発表し、新しいプラットフォームであるBinance Japanを設立しました。これによって、Binanceのグローバルプラットフォームは日本居住者に対してサービスを停止するという結果になりました。

Binance Japan(バイナンスジャパン)への移行

Binance JAPANは、日本国内の規制を遵守しており、認められた暗号資産のみを取り扱うため、Binanceグローバル版の提供する300種類以上の銘柄とは異なります。Binance JAPANでは、レバレッジ取引など一部のサービスが利用できないといった違いがあります。

2023年11月30日をもって日本居住者はBinanceグローバル版のサービスを完全に利用できなくなりました。移行を希望する居住者は、2023年11月20日23時59分(日本時間)までにBinance JAPANでKYC(本人確認手続き)を完了させる必要がありました。

Binance(バイナンス)以外のおすすめ取引所

Bybit(バイビット)

日本居住者がBinanceの利用制限を受けている状況では、シンガポールに本拠を置くBybitが2018年の設立以来、バイナンスと匹敵するサービスを提供する選択肢として注目されています。Bybitはバイナンスと同様の銘柄数を提供し、複数の取引オプションを擁しているほか、一日の取引量も2000億円という高水準を記録しています。流動性も高く、取引が成立しやすい環境が整っています。

Bybitは、レンディングやステーキング、IEOプラットフォームといったBinanceに類似したサービスを提供する一方で、コピートレードやSharkfinのような元本保証型投資商品、Web3ウォレットなど、日本では珍しい独自のサービスも展開しています。

レバレッジ取引に関してもBybitはグローバル版のBinanceに対応するサービスを持っており、日本の法規制により2倍までに制限される可能性があるBinance JAPANに対して、より高いレバレッジ取引の選択肢を提供することで、トレーダーに魅力的な選択肢となっている可能性があります。

Binance Japan(バイナンスジャパン)

Binance Japanは日本居住者向けに特化した暗号資産取引プラットフォームで、Binanceグローバル版が日本の法規に完全に準拠していないために新設されました。このプラットフォームは、日本政府からの公式承認を受け、関東財務局長登録番号「第00031号」を保有しています。そのため、Binance Japanを利用することは、日本の法的枠組み内で安全に取引することを可能としています

また、Binanceグローバル版が豊富な銘柄を提供している一方で、Binance Japanは規制に基づいて認められた暗号資産のみを扱っています。2023年11月時点ではレバレッジ取引が不可能ですが、将来的な規制緩和やビジネスの拡張により、サービスの改善や拡充が期待されています

MEXC(MXC/メックスシー)

MEXCは国際的に展開する仮想通貨取引所であり、多くの国と地域でオペレーションを行っています。その使いやすいプラットフォームは、世界中の投資家がアクセスできるようになっています。

この取引所は、多数の通貨ペアや先進的なトレーディング機能を提供しており、新旧問わず多様な暗号資産の選択肢を提供しています。スポット取引だけでなく先物取引やETFなどのさまざまな取引形態をサポートし、セキュリティを重視したユーザーサポートも整えています。これらの理由から、MEXCはBinanceの選択肢としても検討に値する取引所です

別の選択肢としては、Bybitが挙げられます。それはBinanceと同等の銘柄数を提供し、レバレッジ取引やステーキング、IEOのプラットフォームなど、Binanceに匹敵するサービスの幅広さが特徴です。高い流動性と直感的なユーザーインターフェイスを持つBybitは、Binanceの使い勝手に慣れているユーザーにとっても馴染みやすい選択肢となっています

Binance(バイナンス)に関するまとめ

日本国内の規制の遵守を目的とするBinanceは、グローバルプラットフォームに代えて日本専用の新プラットフォーム「Binance JAPAN」への移行を進めています。このプロセスを経て、日本居住のユーザーはグローバル版での取引ができなくなりますが、KYC手続きを完了させることで日本国内版のサービスを利用できるようになります。

Binance JAPANでは、取り扱い可能な銘柄が限定され、レバレッジ取引などの一部サービスに制限があります。このため、Binanceグローバル版のフルサービスを希望するトレーダーにとっては、他の国際的な取引所を探す必要が出てくるかもしれません。

日本でのBinanceの制限を受け、安全に利用できる代替手段としてBybitがあります。投資家は、Bybitなどのその他の国際的な取引所を検討し、自身の取引戦略やニーズに合った最も適切なプラットフォームを見つけることが重要です。