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- Bybit(バイビット)のレバレッジ取引は、最大100倍の高レバレッジを提供。
- Bybit(バイビット)では、追証が不要であり、取引の柔軟性が高い。
- Bybit(バイビット)は、クロスマージンと分離マージンの2つのモードが選択可能で、多様な投資戦略に対応している。
Bybit(バイビット)のレバレッジに関する基本情報
レバレッジとは
Bybitで実施されるレバレッジ取引は、具体的には「先物取引」を指します。これは、手持ちの通貨を直接売買する「現物取引」と異なり、先物取引では実際に通貨を持っていなくても売買が可能です。ユーザーは、ただ証拠金を口座に入金するだけで、取引を行う際に該当通貨を用意する必要がありません。これにより、手軽に「売り」ポジションを始めて、その後に「買い戻す」といった取引が容易に行えるのです。
適切な証拠金さえあれば、先物市場において通貨の価格変動に基づいて利益を目指すことができ、これがレバレッジ取引の大きな魅力の一つと言えるでしょう。また、同じような取引形式は「デリバティブ取引」とも呼ばれますが、これは広義にはあらゆる派生金融商品を包含するカテゴリであり、その中には先物取引も含まれるため、どちらの言葉を使っても基本的には同じ意味を持っています。ただし、デリバティブは先物だけでなく、オプション、スワップなど多様な金融商品を指しますので、少し幅広い概念を持つ言葉だと理解しておくと良いでしょう。
最大レバレッジは100倍で通貨ごとにレバレッジが異なる
Bybitでは、取り扱い通貨ペアによって最大レバレッジが異なります。「BTC/USDT」と「ETH/USDT」は、最大100倍のレバレッジで取引が可能です。他の通貨ペアの最大レバレッジは、50倍、25倍、または12.5倍となっており、これは一般的に銘柄の知名度や流動性に基づいて決定されています。
より認知度の高い銘柄は、最大50倍のレバレッジを適用できることが多く、対照的にマイナーな銘柄では最大25倍に制限される場合があります。トレーダーは、取引を行う前に対象銘柄の最大レバレッジを確認し、適切なリスク管理を心がけることが重要です。銘柄によって異なるレバレッジ設定を把握することで、より効果的な取引戦略を立てることができます。
レバレッジ取引の手数料
Bybitでのレバレッジ手数料の計算方法は、まずポジションの総価値(ポジション価額)を計算し、それに資金調達率を乗じることで導き出されます。具体的には以下の式に従います。
レバレッジ手数料 = ポジション価額 × 資金調達率 ここで、ポジション価額は以下の式で計算されます。 ポジション価額 = 契約数量 / マーク価格
また、Bybitでは取引を行う際に決済手数料が発生します。この手数料の率は、ユーザーの取引量に応じて昇格する可能性のあるVIPレベルや、注文手法(市場注文や指値注文など)によって変わってくるため、手数料を把握することはコスト管理上も非常に重要です。個々のトレーダーは、いつでもBybitの手数料体系を確認し理解することがおすすめです。
VIPレベル | メイカー手数料 | テイカー手数料 |
---|---|---|
通常 | 0.01% | 0.06% |
VIP1 | 0.006% | 0.05% |
VIP2 | 0.004% | 0.045% |
VIP3 | 0.002% | 0.0425% |
Pro1 | 0% | 0.04% |
Pro2 | 0% | 0.035% |
Pro3 | 0% | 0.03% |
クロスマージン・分離マージンの違い
Bybitのレバレッジ取引では、証拠金の管理方法として「クロスマージン」と「分離マージン」の二つのオプションが用意されています。トレーダーは状況や取引スタイルに応じて、これらの方法を使い分けることができます。
クロスマージンは、保有するすべての証拠金を使ってポジションを維持し、資金不足によるロスカットリスクを低減しつつ、潜在的な利益を増大させることができる方法です。しかし、リスクを考慮する必要があり、ロスカットが発生した場合、被る損失が大きくなる可能性があるため注意が必要です。
一方で、分離マージンは、証拠金の一部を指定してポジションを開く方法で、損失が発生してもその影響が証拠金の一部に留まります。これによりリスクが抑制され、よりコントロールされたレバレッジ取引が行えますが、その分期待できるリターンも小さくなりがちです。
どちらの方法を選択しても、自身の資金状況や取引の目的に合わせて適切に利用することが大切です。
ゼロカットシステムの採用で追証がない
Bybitは、ユーザーが証拠金を上回る損失を抱えないように「ゼロカットシステム」を導入している取引所です。ゼロカットシステムとは、もし強制ロスカット処理が遅れて口座残高がマイナスになってしまった場合でも、その損失分を取引所がカバーするシステムのことを指します。これにより、入金額以上のマイナスが発生する心配はなく、従来恐れられていた「追証」、つまり追加の証拠金請求のリスクがゼロとなります。ユーザーの損失が入金した金額までに限定されるため、無理のない範囲でハイレバレッジ取引を通じて大きなリターンを目指すことが可能です。特に小額投資で取引する際には、追証リスクがないためより安心して取引に臨むことが出来るメリットがあります。
Bybit(バイビット)のレバレッジ取引のリスク管理
レバレッジ取引を始める際は、リスク管理が非常に重要となります。初心者に対して特に推奨されるリスク管理の方法として、以下の3点が挙げられます。
低レバレッジからスタートすることは、リスクを抑えつつ取引慣れするために有効で、多くの上級者も最初は3倍~10倍程度のレバレッジで取引を始め、徐々に高めていきます。50倍や100倍のハイレバレッジは、経験を積んでから検討するのが賢明です。
証拠金の額を調整し、ロスカット時の損失を少なくするためには、分離マージンを選択するか、証拠金自体を少なくしておくこともリスクを管理する一つの方法です。
デモトレードで練習することで、リアルマネーをリスクに晒すことなく、取引の感覚や戦略を身につけることができます。Bybitのtestnetのようなデモ環境での練習は、実践的スキルを身に着けるのに最適です。
自己資金を守りながらトレーディングスキルを高めることは、長期的な勝率の向上につながります。レバレッジ取引におけるこれらの基礎的なリスク管理方法を理解し、実践することで、新たにレバレッジ取引を行うトレーダーも安心して取引を開始することができます。
Bybit(バイビット)のレバレッジ取引のやり方
Bybitでレバレッジ取引をするための手順は以下の通りです。
1.Bybitで口座開設する
2.資金をデリバティブウォレットに振り替える
3.トレード画面から取引を行う
口座開設が終わっていない方は以下のボタンより口座開設をしてください。
次に、デリバティブウォレットへ資金を振り分ける方法です。
最後にトレード画面からレバレッジ取引を行う方法を解説します。
Bybit(バイビット)のレバレッジに関するよくある質問
-
Bybitの最大レバレッジは何倍ですか?
Bybitでは「BTC/USDT」「ETH/USDT」ペアに限り最大100倍のレバレッジが利用可能です。その他の仮想通貨ペアではレバレッジが変動します。 -
Bybitでレバレッジをかける際の手数料は?
Bybitではレバレッジをかけるための手数料は不要ですが、メイカー手数料またはテイカー手数料が発生します。詳細はBybitの手数料まとめを参照してください。 -
Bybitのレバレッジ取引での追証や借金リスクは?
Bybitはゼロカットシステムを採用しており、追証や借金のリスクはありません。 -
Bybitでレバレッジ1倍の取引は可能ですか?
はい、Bybit公式サイトの「現物」セクションからレバレッジ1倍、つまり現物取引が可能です。 -
Bybitでレバレッジを途中で変更することはできますか?
はい、ポジション保有中でも取引プラットフォームからレバレッジの変更が可能です。ただし、ロスカットされた後は変更できません。 -
Bybitの手数料(資金調達率)と計算方法は?
レバレッジ手数料はポジション価額と資金調達率に基づいて計算されます。具体的には、レバレッジ手数料 = ポジション価額 × 資金調達率、ポジション価額 = 契約数量 / マーク価格です。
Bybit(バイビット)のレバレッジに関するまとめ
本記事ではBybitのレバレッジに関する情報を徹底解説していきました。Bybitの最大レバレッジは100倍ですが、レバレッジ取引の初心者はまずは2,3倍から始めることをおすすめします。
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