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Bybit(バイビット)の追証・ロスカットとは?わかりやすく解説!

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本記事で得られる情報
  • Bybit(バイビット)の追証・ロスカットとは何かがわかる。
  • Bybit(バイビット)の強制決済価格の計算方法がわかる。
  • Bybit(バイビット)のゼロカットシステムの仕組みがわかる。
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BYBIT(バイビット)の追証・ロスカットとは?基本情報

追証とは?

追証、別名「追加証拠金」とは、保有しているポジションに対して、更なる証拠金を提供するよう取引所から要請される制度です。追証が求められる主な状況は次の二つです:

ポジションを保有している最中に損失が拡大し、取引を継続するために必要な証拠金が口座に不足している場合(A)。
急激な市場の変動によって損失が口座資金を上回り、ロスカット処理が追いつかない場合(B)。
特にAの状況では、証拠金維持率が所定の割合を下回ったときに追証が要求されます。レバレッジ取引においては、Bのシナリオのように、自己資金を超える取引を行っているため、市場の変動により追証が必要になるリスクがあります。レバレッジを掛けることは高いリターンのチャンスを提供しますが、それと同時に大きな損失を招く可能性もあるため、リスク管理が重要になります。

証拠金維持率とは?

証拠金維持率は、トレーダーの口座内の純資産が取引に対してどれだけの割合を占めているかを示す指標で、取引所が事前に定める特定の割合を下回るとマージンコールやロスカットの対象となります。証拠金維持率の公式は以下の通りです:

証拠金維持率 = (有効証拠金 ÷ 必要証拠金) × 100

ここで、「有効証拠金」とは口座の証拠金残高から保有しているポジションの未実現損益を加味した金額を指し、市場の変動に応じて増減します。証拠金維持率はリアルタイムで変動するため、特にレバレッジ取引では細心の注意を払い、常にこの比率をチェックして適宜必要証拠金が確保できるように管理する必要があります。証拠金維持率が低下すると口座のリスクが高くなるため、安全な取引のためにもこのレートの監視は非常に重要です。

ロスカットとは?

ロスカットは、保有ポジションが大きな損失を被った際に、取引所がトレーダーに代わってそのポジションを強制的に閉じる仕組みです。取引中のポジションから発生する損失が増大し、口座の証拠金維持率が取引所によって設定された最低限のレベルを下回った場合、口座の残高を守るために自動的にロスカットが執行されることになります。これにより、トレーダーが証拠金以上の損失を出すことを防いでいます。ロスカットはレバレッジを利用する取引においては特に重要であり、市場が急激に変動した時に投資家を保護するためのリスク管理ツールとして機能します。

ゼロカットシステムとは?

ゼロカットシステムは、投資家が口座の残高以上の損失を被るリスクをなくすために設計されたシステムです。原則として、ロスカット機能により市場価格の変動が口座資金を上回る損失をもたらす前に、保有ポジションを自動的に強制決済します。これにより、トレーダーが追加資金を支払うことなく、口座資金の範囲内でリスクを管理できるようにします。

ただし、市場の急激な動きによってロスカットが追いつかない状況が発生した場合でも、ゼロカットシステムにより損失は口座残高までに制限されるため、投資家はそれ以上の借金を背負うことはありません。このように、ゼロカットシステムを導入している取引所では、投資家は最大損失額を自身の口座資金に限定することが可能です。これは特にレバレッジ取引を行う際に重要な保護策となり、トレーダーの安心と信頼につながります。

BYBIT(バイビット)に追証はない

Bybitはゼロカットシステムを採用しているため、たとえ市場の急激な変動で大きな損失が発生したとしても、ユーザーに追加の証拠金(追証)を請求することはありません。これに対して、国内の多くの仮想通貨取引所では、レバレッジ取引において追証の請求が一般的であり、例えばGMOコインやDMM Bitcoinなどで取引を行う場合は、資金管理に特に注意を払う必要があります。

しかし、Bybitのように海外の取引所では追証を求めない場合が多く、CryptoGTのように日本語に対応しているプラットフォームも存在します。これにより、日本人トレーダーもレバレッジを活用した取引に容易にアクセスし、経験を積むことが可能です。

全体的に、海外取引所は追証に対するプレッシャーを感じずに取引を進められるため、よりリラックスして信用取引を行うことができるという利点があります。投資のリスク管理は各個人の責任で行う必要がありますが、ゼロカットシステムは特にレバレッジ取引のリスクを軽減する効果があります。

BYBIT(バイビット)のロスカットにおける強制決済価格の計算方法

Bybitではロスカットが独自の基準に基づいて実施されるとともに、「マーク価格」と「強制決済価格」がキーとなる概念です。一般的には証拠金維持率がロスカットの指標となりますが、Bybitにおいては、マーク価格が強制決済価格に達すると、その保有ポジションは破産価格でロスカットされるのです。

定義されている重要な単語は以下の通りです:

マーク価格: 市場の急激な変動から影響を受けにくくするために設計された公正な価格。 強制決済価格: 保有ポジションが強制的に決済される指標となる価格。 破産価格: ユーザーの証拠金がゼロになると予想される価格。

強制決済価格の計算は、契約種類や使用マージンによって異なるため、それぞれの契約ごとに計算式を理解する必要があります。また、ロングポジションやショートポジションに応じて計算式も変わります。

Bybitではさらに、マージンモードをクロスマージン分離マージンの2つから選択できるのが特徴です。クロスマージンでは口座の全残高がポジションの証拠金として活用されるのに対し、分離マージンではトレーダー自身でポジションごとの証拠金を設定できます。

これらの情報を基に、Bybitにおけるそれぞれの契約についてロスカットの具体的な計算方法を理解し、適切なリスク管理を行うことが重要です。

USDT無期限契約のロスカット(分離マージン)による計算方法

Bybitでの強制決済価格は、ロングポジションとショートポジションに応じて、以下のように計算されます。

ロングポジションの場合: 強制決済価格 = 平均参入価格 × (1 - 必要証拠金率 + 維持証拠金率) - (追加証拠金 ÷ 契約サイズ)

ショートポジションの場合: 強制決済価格 = 平均参入価格 × (1 + 必要証拠金率 - 維持証拠金率) + (追加証拠金 ÷ 契約サイズ)

一方で破産価格に関しては、次のように求められます。

ロングポジションの場合: 破産価格 = 参入価格 × (1 - 必要証拠金率)

ショートポジションの場合: 破産価格 = 参入価格 × (1 + 必要証拠金率)

これらの計算式により、保有ポジションがどの価格点で決済されるか(強制決済)、及び証拠金が尽きる価格点(破産)が算出されます。これにより、投資家は自身のリスク管理をより効果的に行うことができ、取引戦略を緻密に立てることが可能になります。常にこれらの値を意識することが、レバレッジ取引における資金管理の鍵となります。

インバース型契約のロスカット(分離マージン・クロスマージン)による計算方法

インバース型契約におけるロスカット計算は、マージンの種類(分離マージンまたはクロスマージン)によって異なる方法で行われます。具体的な計算式は以下の通りです:

インバース型契約 分離マージンの場合:

ロングポジションの強制決済価格: 強制決済価格 = 平均参入価格 × レバレッジ / (レバレッジ + 1 - (維持証拠金率 × レバレッジ))

ショートポジションの強制決済価格: 強制決済価格 = 平均参入価格 × レバレッジ / (レバレッジ - 1 + (維持証拠金率 × レバレッジ))

ロングポジションの破産価格: 破産価格 = 参入価格 × (レバレッジ / (レバレッジ + 1))

ショートポジションの破産価格: 破産価格 = 参入価格 × (レバレッジ / (レバレッジ - 1))

インバース型契約 クロスマージンの場合:

ロングポジションの強制決済価格: 強制決済価格 = 契約数 × (1 / 平均参入価格 - 1 / 強制決済価格) = - { 資金残高 - 注文証拠金 - 契約数 / 平均参入価格 × 維持証拠金 - (契約数 × 0.00075 / 破産価格) }

ショートポジションの強制決済価格: 強制決済価格 = 契約数 × (1 / 強制決済価格 - 1 / 平均参入価格) = - { 資金残高 - 注文証拠金 - 契約数 / 平均参入価格 × 維持証拠金 - (契約数 × 0.00075 / 破産価格) }

ロングポジションの破産価格: 破産価格 = 1.00075 × 契約数 ÷ { 注文価格 + (資金残高 - 注文証拠金 - 新規注文手数料) }

ショートポジションの破産価格: 破産価格 = 0.99925 × 契約数 ÷ { 注文価格 - (資金残高 - 注文証拠金 - 新規注文手数料) }

これらの公式は、市場の変動やポジションの種類、利用するマージンに応じて必要となる計算であり、トレーダーは取引戦略を立てる際やリスク管理を行う際に重要なツールとなります。インバース型契約では、参入価格および維持される証拠金率を基にしてこれらの価格を計算し、自身の資金を適切に管理することが求められます。

BYBIT(バイビット)のゼロカットシステムの仕組み

Bybitが採用しているゼロカットシステムは、ユーザーが口座資金以上の損失を被る可能性を排除し、余計な負担をかけずに安心して取引を行えるようにするための仕組みです。このシステムは主に、以下の2つの要素によって支えられています。

保険基金
自動デレバレッジ (ADL)

これらの2つの仕組みによって、Bybitではユーザーがロスカットを経験しても、追加資金を支払う羽目にならないようにしています。これにより、投資家は大きな市場リスクにさらされても、証拠金以上の資金損失を心配することなく安全に取引を続けられます。ゼロカットシステムは特にレバレッジ取引を行う場合のセーフティネットとして重要な存在となっています。

保険基金

保険基金は取引所におけるリスク管理メカニズムの一つであり、ロスカット時に発生する利用者の損失をカバーする役割を担います。具体的には、次のように機能します。

ロスカットが破産価格よりも有利な価格で行われた場合(即ち、実際の決済価格が破産価格を上回る価格であった場合)、その差額は保険基金へ積み立てられることになります。これにより、取引所は将来の不測の損失に備えるリザーブを形成できます。

しかし、市場の急変動などによりロスカットが破産価格よりも不利な価格(実際の決済価格が破産価格を下回る価格)で実行された場合、発生した損失は保険基金から補填されるのです。これにより、投資家は口座資金以上の損失を負わされることがなく、ゼロカットシステムのもとで取引を行うことができます。

保険基金による補填機能は、特にレバレッジ取引を行う投資家にとって重要な安全対策であり、市場の極端な振動による過度な損失から投資家を保護し、取引の信頼性を高めるために不可欠です。

自動デレバレッジ(ADL)

自動デレバレッジ(ADL)は、保険基金ではカバーしきれない損失が生じた際の緊急措置として機能します。通常、ロスカットによる損失は保険基金からの補填を受けますが、基金が不足している時はADLが作動するのです。

ADLプロセスの詳細は以下のとおりです:

保険基金が不足しており、損失が発生したポジションに対して十分な補填ができない場合、反対の利益を出しているポジション(たとえば利用者がショートポジションを持っている時にロングポジション)が自動で破産価格で解消されます。

この解消により放出される利益を使って、発生した損失を補填します。

ADLによって解消されるポジションは、自動デレバレッジランキングに基づいて選ばれます。このランキングは、トレーダーのポジションが生み出す利益とトレーダーが使用している実効レバレッジ(証拠金に対してどれだけの取引を行っているかの倍率)の規模に基づいて決定されます。

この仕組みによって、ユーザー間での損失が公平かつ透明に分配され、市場が持続可能な状態を保つのを補助します。ADLは、取引所が極端な市場条件下でもユーザーの損失を最小限に留めるための重要なセーフティメカニズムの一つとなっています。

Bybit(バイビット)の追証・ロスカットに関するまとめ

本記事ではBybtiの追証・ロスカットに関する情報を解説してきました。Bybitはロスカットシステムの導入によって追証がなく、口座に入金した金額以上の資金の損失はありません。

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