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- MEXC(MXC/メックスシー)の手数料一覧がわかる。
- MEXC(MXC/メックスシー)で手数料負けを防ぐコツがわかる。
- MEXC(MXC/メックスシー)の手数料が他の取引所と比較して高いのかがわかる。
MEXC(MXC/メックスシー)の手数料一覧
手数料 | 利率 | 備考 |
---|---|---|
先物取引手数料 | メイカー:0.01%/テイカー:0.05% | MXトークンの仕様で割引になる |
現物取引手数料 | メイカー:0.1%/テイカー:0.1% | なし |
出金手数料 | ネットワーク毎に異なる | なし |
入金手数料 | 無料 | マイニング手数料は別途発生 |
資金調達率 | 通貨・時間毎に変動 | なし |
MEXC(MXC/メックスシー)の取引手数料
現物取引手数料
MEXCは現物取引手数料に関して非常にユニークなアプローチを取っており、MakerもTakerも0.1%という手数料体系になっています。この手数料の設定は、市場への流動性を高めることを目的としており、ユーザーには取引を行いやすい環境が提供されます。
具体的に、Makerとは、注文板にない新しい価格で注文を出す参加者で、市場に流動性を提供する役割を果たしています。逆に、Takerは、既に取引板に表示されている価格に基づいて注文を出す参加者で、市場から流動性を"取り"、即時に取引が締結されるような操作を行うためこの名称があります。
先物取引手数料
MEXCにおける先物取引の手数料体系は、Makerが0.01%でTakerが0.05%と非常に低廉です。ここでいうMakerは、取引板にない新価格の注文をして市場に流動性を供給するトレーダーを指し、Takerは取引板上の既存の価格で即時取引を行うトレーダーを指します。具体的な手数料計算方法は、ポジションの価値に取引手数料率を乗じることにより行われます。
たとえば、ポジションの価値が30,000USDTの注文を行った際、Taker注文として約定する場合の手数料は30,000USDT × 0.05%で15USDTになります。もし注文がテイカー注文とメイカー注文に分かれて約定する場合は、テイカー注文のポジション価値に対してのみ手数料率を適用して手数料を計算します。
MEXC(MXC/メックスシー)の入出金手数料
入金手数料
MEXCでは、入金手数料が無料である一方で、クレジットカードを使用して入金する場合には注意が必要です。というのも、クレジットカード入金手数料が発生し、この手数料は利用するクレジットカードプロバイダーによって異なります。
以下がプロバイダーごとに支払う手数料率です。
カードプロバイダー | 手数料率 |
---|---|
mercuryo | 3.79% |
banxa | 3.41% |
simplex | 5.53% |
出金・送金手数料
MEXCでは、出金および送金手数料が、MEXCウォレットから他のウォレットへの資金移動の際にかかります。手数料の額は、移動する暗号資産の種類や使用するネットワークによって異なるため、出金や送金を行う前には手数料の詳細を確認することが重要です。
さらに、各暗号資産には最低出金額が設定されており、これはトランザクションごとに必要な最小限の資金量を示しています。
主な通貨の手数料と最低出金額を以下の表に表しています。
通貨 | ネットワーク | 手数料 | 最低出金額 |
---|---|---|---|
BTC | BTC | 0.0003 | 0.001 |
ETH | ERC20 | 0.0015 | 0.004 |
BNB | BEP20 | 0.001 | 0.01 |
SOL | SOL | 0.01 | 0.1 |
USDT | ERC20BEP20 | 41 | 305 |
XRP | XRP | 0.25 | 11 |
MATIC | MATICERC20 | 0.413 | 222.8 |
XLM | XLM | 0.1 | 10 |
MEXC(MXC/メックスシー)の資金調達手数料
資金調達料は、無期限先物取引でポジションを継続的に保持する際にかかる特別な手数料です。この料金は取引手数料とは異なり、設定された特定の時間にのみポジションを保有しているトレーダーに対して発生する決済が行われます。
MEXC取引所では、資金調達手数料の決済が日本時間の9:00、17:00、および1:00に行われます。資金調達率は、プラスであればロングポジションを保有するトレーダーが資金調達料を支払い、ショートポジションを保有するトレーダーが資金調達料を受け取ることになります。逆に資金調達率がマイナスの場合は、ショートポジションのトレーダーが料金を支払い、ロングポジションのトレーダーが受け取るという仕組みです。
資金調達料の具体的な計算方法は、保有ポジションの価額に資金調達率を掛けることで求められ、その価額自体は契約数量をマーク価格で割ったものになります。
MEXC(MXC/メックスシー)の手数料を他の取引所と比較
国内取引所と比較
取引所名 | 取引手数料 | ポジション持ち越し手数料 |
---|---|---|
MEXC | 販売所:- 取引所:現物:メイカー:0.1%/テイカー:0.1% 先物メイカー:0.01%/テイカー:0.05% | あり (8時間毎) |
bitFlyer | 販売所:無料 取引所:0.01~0.15% | 0.04% / 日 |
GMOコイン | 販売所:無料 取引所:Maker-0.03%~-0.01% / Taker0.05%~0.09% | 0.04% / 日 |
DMM Bitcoin | 販売所:無料 取引所:- | 0.04% / 日 |
Coincheck | 無料 | – |
FTX Japan | 販売所:- 取引所:無料 | あり (1時間毎) |
LINE BITMAX | 販売所:無料 取引所:- | – |
SBI VC Trade | 販売所:無料 取引所:Maker -0.01% / Taker 0.05% | 日により変動 |
BITPOINT | 無料 | – |
bitbank | 販売所:無料 取引所:Maker -0.02% / Taker 0.12% | – |
Huobi Japan | 販売所:無料 取引所:Maker 0.012~0.15% / Taker 0.036~0.15% | 0.03% / 日 |
国内の多くの仮想通貨取引所では取引手数料が無料で提供されている一方で、スプレッド(売買価格の差)が広めに設定されているのが一般的です。そのため、取引コストを比較する際にはスプレッドを考慮する必要があり、その結果、MEXCのような国際取引所の方が実質的に低コストで取引できることがあります。
また、デリバティブ取引におけるポジションの持ち越し手数料については、国内取引所がMEXCよりも有利な条件を提供している場合が多いです。MEXCでの持ち越し手数料は、前述した資金調達料の計算方法を用いて確認することができます。
海外取引所と比較
仮想通貨取引所 | 取引手数料 | ポジションを持ち越すための手数料 |
---|---|---|
MEXC | 現物:Maker:0.1% / Taker:0.1% 先物:Maker:0.01% / Taker:0.05% | あり (8時間毎) |
Bybit | Maker:-0.025%/ Taker:0.075% | あり (8時間毎) |
Bitfinex | Maker:-0.02% / Taker:0.075 | あり (24時間毎) |
KuCoin | Maker:0.06% / Taker:0.02% | あり (8時間毎) |
BINANCE | Maker:0.01% / Taker:0.05% | あり (8時間毎) |
MEXC | Maker:0.200% / Taker:0.200% | あり (8時間毎) |
BitMEX | Maker:-0.01% / Taker:0.05% | あり (8時間毎) |
OKEx | Maker:0.02% / Taker:0.05% | あり (8時間毎) |
MEXCの取引手数料は市場的に見てもかなり低廉な部類に入ります。その他の手数料が無料であることも相まって、取引コストの面では非常に良心的だと言うことができます。比較的に言えば、海外の仮想通貨取引所では取引手数料率の平均が約0.1%程度に設定されていることが一般的です。
一方で、MEXCの先物取引手数料は業界の最安値ではないにせよ、比較的平均的な水準を保っています。
MEXC(MXC/メックスシー)で手数料負けしないコツ
なるべくメイカー注文・成行注文をする
MEXCにおける先物取引手数料は、Makerがわずか0.01%、Takerが0.05%と設定されており、明らかにMakerでの取引の方が低コストです。Makerとは、市場に新たな流動性を提供する注文を出すトレーダーのことで、Takerは市場の流動性を取り去る即時執行型の注文を出すトレーダーを指します。
そのため、MEXCで先物取引を行う際は、手数料を節約するという観点からもなるべくMaker注文、つまり注文帳に新たな注文を出して取引の成立を待つ方法で発注することが推奨されます。この方式を積極的に利用することで、トレーダーは取引コストを抑えつつ、より効果的な取引戦略を実行することが可能になります。
なるべく値幅をとって取引をする
MEXCは、他の取引所と比較して出来高が多いという特長を持っており、そのためスキャルピング手法を取り入れるトレーダーが多く見られます。スキャルピングとは、非常に短い時間枠で多数の取引を行う戦略のことで、小さな値動きを狙って利益を積み重ねる方法です。しかし、この手法は市場の動きに迅速に反応する必要があり、短時間で判断を下す必要があるため、初心者には挑戦しにくいとされています。スキャルピングを行う場合は、取引手数料が利益を圧迫しないように、値幅をしっかりと取って手数料を抑えることが重要です。したがって、スキャルピングを含めた取引戦略を採用する際は慎重に検討し、手数料を含む取引コストを常に意識して取引を行うよう心がけましょう。
手数料を独自トークンであるMXで支払う
MEXCでは、MXトークンを使って手数料を支払うことで割引を享受できます。MXトークンはMEXC自身が発行した独自の仮想通貨であり、手数料の割引だけでなく、ステーキングやローンチパッドへの参加など、取引所内でさまざまな用途に利用されています。そのため、MEXCを活発に使うユーザーにとっては、持っておく価値があるトークンです。
特に、先物取引においては重要なメリットがあります。1,000MX以上を現物で保有し、直近15日間維持している場合、先物取引の手数料が50%割引されるのです。さらに、先物口座へMXトークンを振替えることで取引手数料が10%割引されます。
ただし、これらの割引は併用することはできませんので注意してください。仮にどちらの条件をも満たしている場合は、MXトークンの現物保有による50%の割引が優先されるため、最もお得な割引を利用することになります。MEXCを利用する際は、これらの割引条件を上手く使って賢く手数料を節約しましょう。
MEXC(MXC/メックスシー)の手数料に関するまとめ
本記事ではMEXCの手数料に関する情報を解説してきました。豊富なキャンペーン、独自の通貨、完全な日本語対応を提供しているMEXCは非常にユーザーにとって利用しやすい海外仮想通貨取引所であると言えます。
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