仮想通貨取引所 海外 手数料 監修者
仮想通貨取引所 海外 手数料 おすすめ比較ランキング検証プロセス・基準
人気の仮想通貨(暗号資産)取引所をすべて集めて、徹底的に比較検証しました
1利用ユーザー数・人気度・知名度
仮想通貨取引所の人気度として、主に業績、ユーザープール、SNSでのソーシャルグラフを客観的に評価します。
2スマホアプリ
仮想通貨取引所のスマホアプリを、Apple Store や Google Play Store の公式評価より採点します。
3手数料の安さ
仮想通貨取引所の手数料(Maker手数料・Taker手数料)を評価します。
4キャンペーンのお得さ
仮想通貨取引所のキャンペーンの特典内容を様々な評価基準にもとづいて評価します。
5FX・レバレッジ・デリバティブ
仮想通貨取引所のFX、レバレッジ、デリバティブ取引を評価します。
6取扱通貨
仮想通貨取引所の取扱通貨の充実性や品質を評価します。
7スプレッドの狭さ
仮想通貨の取引にかかるスプレッドが狭い暗号資産(仮想通貨)取引所を評価します。
8セキュリティ・信頼性の高さ
ハッキングに対するセキュリティや信頼性が高い暗号資産(仮想通貨)取引所を評価します。
9取引量・流動性の高さ
取引所の取引量と流動性を評価します。高い取引量と流動性は、ユーザーにとって売買のしやすさと価格の安定性を意味します。
すべての検証は Slash Advisor が社内の専門家編集チームにおける独自採点ロジック・基準・調査に基づいて行っています。
Bybit
バイビット日本人に人気No.1の海外仮想通貨取引所!豊富な銘柄と充実サポートで初心者も安心!
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メリット
- 日本語に対応しているため、英語が苦手な方でも安心して利用できる
- クレジットカード決済で仮想通貨を購入できる
- 最大100倍のハイレバレッジが設定されている
- サーバーが安定しており、サーバーダウンが少ない
- 24時間365日取引が可能
- 豊富な流動性と約定力
- 定期的に実施されるお得なキャンペーン
- VIPプログラムが用意されている
- クラウドマイニングサービスが提供されている
デメリット
- 出金のタイミングが指定されており使いづらい
- 本人確認がなくセキュリティ面に不安
- 二段階認証の解除が大変
- 日本円の直接入金に対応していない
- テイカー手数料がやや高い
- 送金できる時間が決められている
- 取引は全て自己責任
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MEXC
メックスシー世界最多の銘柄数と低手数料を誇る先進的な仮想通貨取引所、独自トークンで特典も豊富!
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メリット
- 日本語に対応している
- 多種多様な銘柄での取引が可能
- MEXC独自の仮想通貨「MX」が利用可能
- 最大200倍のレバレッジ取引が可能
- クレジットカードを使って仮想通貨を購入できる
- 日本語でのサポートが提供されている
- エアドロップに参加できる
- 有望銘柄が早く取り扱われる
- 強固なセキュリティ対策を備えている
- 24/7カスタマーサポート
デメリット
- 日本円を用いた取引は行えない
- 取引にかかる手数料が割高
- ボラティリティが大きくなりやすい
- 一部の国では利用制限がある
- 現物取引の選択肢が比較的少ない
- 法定通貨でのデポジットオプションが限られている
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Bitget
ビットゲット858種類の豊富な銘柄と最大125倍レバレッジ、コピートレード機能で初心者から上級者まで満足の仮想通貨取引所!
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メリット
- 複数の金融ライセンスを保持し、セキュリティが高い
- 最大125倍のレバレッジを提供
- 約600種類以上の通貨を取り扱い
- 低い取引手数料(メイカー0.02%、テイカー0.06%)
- 日本語対応の公式サイトとアプリ
- コピートレード機能が充実
- 独自トークンBGBを利用して手数料を割り引くことができる
- 豊富なキャンペーンやボーナスを提供
デメリット
- 日本円での入金に対応していない
- 出金手続きが面倒
- 現物取引の取引量がやや少ない
- 一部の国では利用制限がある
- コピートレードではトレードスキルが上達しない
- 追証がないゼロカットシステムを採用しているため、リスクを理解した上で利用する必要がある
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KuCoin
クーコイン低手数料、独自トークンKCSで割引も可能な大手取引所!
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メリット
- 業界最安の取引手数料
- 700種類以上の仮想通貨を取り扱う
- ゼロカットシステムにより追証リスク無し
- 強力なセキュリティ対策
- 簡単な口座開設と使いやすいUI
- 独自トークンKCSの優待
- 24/7カスタマーサポート
デメリット
- 日本居住者は利用をお控えください
- 一部の国では利用制限がある
- カード入金の手数料が高い
- 運営会社が金融ライセンスを持っていない
- 現物取引の選択肢が比較的少ない
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海外仮想通貨取引所で発生する手数料の種類 本文の目次に戻る
海外仮想通貨取引所を利用する際には、様々な種類の手数料が発生します。ここでは、主要な手数料の種類とその特徴について詳しく説明していきます。取引所を選ぶ際や実際に取引を行う際に、これらの手数料を理解しておくことで、より効率的な取引が可能になります。
入金手数料
入金手数料は、取引所に資金を入れる際に発生する手数料です。海外取引所の場合、日本円での直接入金は難しいため、主にクレジットカードやデビットカード、P2P取引などの方法が用いられます。
クレジットカードやデビットカードを使用する場合、通常3〜6%程度の手数料がかかります。この手数料率は取引所によって異なるため、複数の取引所を比較検討することをおすすめします。
P2P取引の場合、個人間で直接取引を行うため、取引所の手数料は比較的低くなりますが、取引相手との価格交渉が必要になる場合があります。
仮想通貨での入金の場合、多くの取引所では無料となっていますが、送金元の取引所やウォレットでの出金手数料は別途かかる点に注意が必要です。
入金方法 | 手数料率 | 特徴 |
---|---|---|
クレジットカード/デビットカード | 3〜6% | 即時入金可能だが手数料が高い |
P2P取引 | 取引所による | 個人間取引のため価格交渉が必要 |
仮想通貨入金 | 多くの場合無料 | 送金元での出金手数料に注意 |
出金・送金手数料
出金・送金手数料は、取引所から資金を引き出す際に発生する手数料です。この手数料は仮想通貨の種類によって大きく異なり、また取引所ごとに設定が異なります。
例えば、ビットコイン(BTC)の場合、0.0003BTC程度の出金手数料が一般的です。これは2023年5月時点で約3,000円相当となります。イーサリアム(ETH)の場合は0.0015ETH程度(約700円相当)、リップル(XRP)では0.25XRP程度(約80円相当)となっています。
出金手数料を抑えるためには、手数料の安い仮想通貨に両替してから出金するという方法があります。例えば、XRPやTRONなどは比較的低い手数料で送金できるため、大量の出金を行う際には有効な選択肢となります。
また、多くの取引所では最低出金額が設定されています。例えば、BTCの場合0.001BTC、ETHの場合0.004ETH、XRPの場合11XRPといった具合です。少額の出金を行う際には、この最低出金額に注意が必要です。
仮想通貨 | 一般的な出金手数料 | 最低出金額の例 |
---|---|---|
BTC | 0.0003BTC | 0.001BTC |
ETH | 0.0015ETH | 0.004ETH |
XRP | 0.25XRP | 11XRP |
現物取引手数料
現物取引手数料は、取引所内で仮想通貨を売買する際に発生する手数料です。この手数料は通常、取引額に対する一定の割合で設定されています。
多くの取引所では、メイカー(注文板に新しい注文を出す取引者)とテイカー(既存の注文に対して約定させる取引者)で異なる手数料率を設定しています。一般的に、メイカー手数料の方がテイカー手数料よりも低く設定されています。
例えば、ある取引所でメイカー手数料が0.1%、テイカー手数料が0.2%と設定されている場合、1BTCを63,000USDTで売却すると、メイカーの場合は63USDT、テイカーの場合は126USDTの手数料が発生します。
取引量が多いユーザーや、取引所の独自トークンを保有しているユーザーに対しては、手数料の割引が適用される場合があります。例えば、Binanceでは独自トークンのBNBを使用して手数料を支払うと、一定の割引が適用されます。
取引タイプ | 一般的な手数料率 | 備考 |
---|---|---|
メイカー | 0.1%〜0.2% | 注文板に新規注文を出す |
テイカー | 0.1%〜0.3% | 既存の注文に約定させる |
現物取引手数料を抑えるためには、取引量を増やしてアカウントランクを上げる、取引所の独自トークンを活用する、メイカー注文を心がけるなどの方法があります。これらの戦略を組み合わせることで、より効率的な取引が可能になります。
先物取引手数料
先物取引手数料は、仮想通貨の先物契約を取引する際に発生する手数料です。この手数料は現物取引とは別に設定されており、取引所によって異なる料率が適用されます。
先物取引手数料の計算方法は一般的に以下の通りです。
先物取引手数料 = ポジション価値 × 取引手数料率
例えば、1BTCの価格が50,000USDTで、取引手数料率が0.02%の場合、1BTCの先物契約を取引すると、手数料は10USDT(50,000 × 0.02%)となります。
多くの取引所では、現物取引と同様にメイカーとテイカーで異なる手数料率を設定しています。メイカー手数料は通常0.01%〜0.02%、テイカー手数料は0.03%〜0.05%程度が一般的です。
取引タイプ | 一般的な手数料率 |
---|---|
メイカー | 0.01%〜0.02% |
テイカー | 0.03%〜0.05% |
注意すべき点として、発注しても約定していない注文や、注文のキャンセルには手数料は発生しません。また、取引量が多いユーザーや、取引所の独自トークンを保有しているユーザーには手数料の割引が適用される場合があります。
先物取引は現物取引に比べてリスクが高いため、手数料だけでなく、取引自体のリスクも十分に理解した上で行うことが重要です。初心者の方は、少額から始めて徐々に取引に慣れていくことをおすすめします。
レバレッジ手数料
レバレッジ手数料は、レバレッジ取引を行う際に発生する手数料です。レバレッジ取引とは、自己資金以上の取引を行うことができる取引方法で、利益も損失も拡大する可能性があります。
海外の仮想通貨取引所では、100倍、さらには1000倍といった高倍率のレバレッジ取引が可能な場合がありますが、それに伴いレバレッジ手数料も発生します。この手数料は通常、以下の要素に基づいて計算されます。
- レバレッジの倍率
- 取引金額
- 取引所が設定する手数料率
例えば、10,000USDTの取引に10倍のレバレッジをかけ、手数料率が0.01%の場合、レバレッジ手数料は以下のように計算されます。
10,000USDT × 10 × 0.01% = 10USDT
レバレッジ手数料は取引所によって大きく異なり、また同じ取引所でもレバレッジの倍率によって変動することがあります。一般的に、レバレッジが高くなるほど手数料率も高くなる傾向があります。
レバレッジ倍率 | 一般的な手数料率 |
---|---|
2倍〜5倍 | 0.01%〜0.02% |
10倍〜50倍 | 0.02%〜0.05% |
100倍以上 | 0.05%〜0.1% |
レバレッジ取引は大きな利益を得る可能性がある一方で、大きな損失を被るリスクも高くなります。そのため、レバレッジ手数料だけでなく、取引自体のリスクも十分に理解した上で行うことが重要です。初心者の方は、低いレバレッジから始めて、徐々に取引に慣れていくことをおすすめします。
資金調達手数料
資金調達手数料は、無期限先物取引(Perpetual Futures)のポジションを維持する際に発生する手数料です。この手数料は、現物市場と先物市場の価格を近づけるために設計されており、一定の時間間隔で決済されます。
多くの取引所では、8時間ごと(1日3回)に資金調達手数料が決済されます。例えば、MEXCでは日本時間の9時、17時、1時に決済が行われます。
資金調達手数料の特徴は以下の通りです。
- 手数料の支払いと受け取りが発生する
- ロングポジションとショートポジションで異なる
- 市場の需給バランスによって変動する
資金調達率がプラスの場合、ロングポジション保有者が支払い、ショートポジション保有者が受け取ります。反対に、資金調達率がマイナスの場合は、ショートポジション保有者が支払い、ロングポジション保有者が受け取ります。
例えば、資金調達率が0.01%で、100,000USDTのロングポジションを保有している場合、8時間ごとに10USDT(100,000 × 0.01%)の手数料を支払うことになります。
ポジション | 資金調達率がプラスの場合 | 資金調達率がマイナスの場合 |
---|---|---|
ロング | 支払い | 受け取り |
ショート | 受け取り | 支払い |
資金調達手数料は市場の需給バランスによって常に変動するため、長期的にポジションを保有する場合は、この手数料の累積が大きくなる可能性があります。そのため、トレーダーは定期的に資金調達率をチェックし、必要に応じてポジションを調整することが重要です。
スプレッド
スプレッドは、仮想通貨の売値(Bid)と買値(Ask)の差額を指します。厳密には手数料ではありませんが、取引所の収益源の一つとなっており、実質的に取引コストの一部と考えることができます。
スプレッドの特徴は以下の通りです。
- 取引所や通貨ペアによって異なる
- 市場の流動性に影響される
- 取引量が多いほど狭くなる傾向がある
例えば、ビットコイン(BTC)の買値が50,000USDTで、売値が49,990USDTの場合、スプレッドは10USDTとなります。この場合、取引所はこの差額の一部または全部を収益として得ることになります。
スプレッドは通常、以下のように表示されます。
スプレッド(%) = (Ask価格 - Bid価格) / Bid価格 × 100
上記の例では、スプレッドは約0.02%((50,000 - 49,990) / 49,990 × 100)となります。
通貨ペア | 一般的なスプレッド範囲 |
---|---|
BTC/USDT | 0.01%〜0.05% |
ETH/USDT | 0.02%〜0.1% |
アルトコイン/USDT | 0.1%〜1% |
スプレッドは市場の状況によって常に変動しており、特に市場の変動が激しい時期や、流動性の低い通貨ペアでは広がる傾向があります。そのため、取引を行う際は常にスプレッドを確認し、コストを考慮に入れることが重要です。
また、取引量の多い主要な通貨ペア(BTC/USDT、ETH/USDTなど)は比較的狭いスプレッドで取引できることが多いため、コスト意識の高いトレーダーはこれらのペアを好んで取引する傾向があります。
スプレッドを抑えるためには、流動性の高い取引所や通貨ペアを選択すること、市場が安定している時間帯に取引を行うことなどが効果的です。
海外仮想通貨取引所で手数料を抑えるおすすめ方法 本文の目次に戻る
ここでは、海外仮想通貨取引所を利用する際に、手数料を効果的に抑えるための方法について詳しく説明していきます。これらの方法を実践することで、取引コストを最小限に抑え、より効率的な投資を行うことができます。
販売所ではなく取引所を使う
仮想通貨の購入方法には、「販売所」と「取引所」の2つがあります。初心者にとっては「販売所」の方が使いやすく感じるかもしれませんが、手数料を抑えるという観点からは「取引所」の利用をおすすめします。
販売所は、取引所が直接仮想通貨を売買する場所です。操作が簡単で、すぐに購入できるメリットがありますが、価格が割高に設定されていることが多いです。この価格差は実質的に高い手数料となり、ユーザーの負担となります。
一方、取引所はユーザー同士が直接取引を行う場所です。「指値」や「成行」などの注文方法を使って、自分の希望する価格で取引することができます。取引所の手数料は通常、販売所よりも低く設定されています。
例えば、ビットコインを1万円分購入する場合、販売所では10,200円程度かかる可能性がありますが、取引所では10,010円程度で済むかもしれません。この差額190円が、実質的な手数料の違いとなります。長期的に見れば、この差額は大きな金額になる可能性があります。
したがって、少しでも手数料を抑えたい場合は、販売所ではなく取引所を利用することをおすすめします。取引所の使い方に慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、長期的には大きなメリットがあります。
細かい取引を何回も行わない
仮想通貨市場は価格変動が激しいため、頻繁に売買を繰り返したくなる気持ちはよくわかります。しかし、取引回数が増えれば増えるほど、支払う手数料の総額も増加していきます。
例えば、取引手数料が0.1%の取引所で、10万円分の仮想通貨を10回に分けて購入すると、合計で1,000円の手数料がかかります。一方、同じ100万円分を一度に購入すれば、手数料は1,000円で済みます。
また、頻繁な売買は「スイングトレード」や「デイトレード」と呼ばれますが、これらの取引手法は高度な知識と経験が必要です。初心者が安易に行うと、手数料以上の損失を被る可能性が高くなります。
したがって、特に明確な戦略がない場合は、細かい取引を避け、長期的な視点で投資を行うことをおすすめします。これは「ホールド戦略」や「ガチホ」と呼ばれる方法で、市場の短期的な変動に惑わされずに長期保有することで、手数料を最小限に抑えつつ、市場の長期的な成長の恩恵を受けることができます。
取引所の独自トークンを使って手数料を支払う
多くの海外仮想通貨取引所では、独自のプラットフォームトークンを発行しています。これらのトークンを保有し、手数料の支払いに使用することで、取引手数料を大幅に削減できる場合があります。
例えば、Binanceの場合、BNBトークンを保有し、手数料の支払いにBNBを使用すると、最大25%の割引が適用されます。0.1%の取引手数料が0.075%まで下がるため、大量の取引を行う場合には大きな節約になります。
ただし、独自トークンの価値は変動するため、トークンの購入にはリスクが伴います。また、割引率は取引量や保有量によって変動する場合があるので、各取引所の最新の条件を確認することが重要です。
独自トークンを使用した手数料の支払いは、特に取引頻度が高いユーザーや大口取引を行うユーザーにとって効果的な方法です。ただし、トークンの価値変動リスクと、割引によるメリットを比較検討した上で判断することをおすすめします。
メイカーとして取引を行う
取引所での取引には、「メイカー」と「テイカー」という2つの役割があります。メイカーは新しい注文を出す人、テイカーは既存の注文に応じる人を指します。多くの取引所では、メイカーの手数料をテイカーよりも低く設定しています。
取引タイプ | 一般的な手数料率 |
---|---|
メイカー | 0.1% |
テイカー | 0.2% |
メイカーとして取引を行うには、「指値注文」を使用します。指値注文は、自分が希望する価格を指定して注文を出す方法です。この注文が約定するまでは、注文板に残り、他の取引者がこの注文に応じることで取引が成立します。
一方、「成行注文」を使用すると、その時点で最も有利な価格で即時に取引が成立しますが、これはテイカーとしての取引になります。
メイカーとして取引を行うことで、例えば100万円の取引を行う場合、0.1%の差で1,000円の手数料を節約できます。頻繁に取引を行う場合、この差額は大きな金額になる可能性があります。
ただし、メイカーとして取引を行う場合、注文が即時に約定しない可能性があることに注意が必要です。市場の動きが速い場合、希望の価格で取引できないリスクもあります。したがって、市場の状況を見極めながら、適切に指値注文を行うことが重要です。
入出金はなるべくまとめて行う
仮想通貨の入出金には、多くの場合固定の手数料がかかります。この手数料は、取引額に関係なく一定であることが多いため、小額の入出金を頻繁に行うと、相対的に高い手数料を支払うことになります。
例えば、ある取引所でビットコインの出金手数料が0.0005BTCだとします。これは、2023年10月現在の価格で約2,000円に相当します。1万円分のビットコインを出金する場合、手数料率は20%にもなってしまいます。一方、100万円分を出金する場合、手数料率は0.2%に抑えられます。
出金額 | 手数料 | 実質手数料率 |
---|---|---|
1万円 | 2,000円 | 20% |
10万円 | 2,000円 | 2% |
100万円 | 2,000円 | 0.2% |
したがって、入出金はなるべくまとめて行うことで、実質的な手数料率を下げることができます。ただし、大量の資金を一度に移動させることにはリスクも伴うため、セキュリティには十分注意を払う必要があります。
また、取引所によっては、入出金の回数に制限を設けている場合もあります。例えば、1日に3回までしか出金できないといった具合です。このような制限がある場合、必然的に入出金をまとめて行う必要が出てきます。
入出金をまとめて行うことは、手数料の節約だけでなく、取引の管理や税務申告の際の簡素化にもつながります。ただし、資金管理には十分注意を払い、必要以上に大きな金額を取引所に預けたままにしないよう心がけましょう。
送金手数料の安い仮想通貨で出金する
仮想通貨の種類によって、送金手数料が大きく異なります。一般的に、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのメジャーな仮想通貨は、その高い需要と複雑なネットワーク構造のため、送金手数料が高くなる傾向があります。
一方で、リップル(XRP)やステラルーメン(XLM)などは、送金手数料が非常に低く設定されています。これらの仮想通貨を利用することで、大幅に手数料を抑えることができます。
仮想通貨 | 一般的な送金手数料 |
---|---|
ビットコイン(BTC) | 約1,000〜5,000円 |
イーサリアム(ETH) | 約500〜2,000円 |
リップル(XRP) | 約0.1〜1円 |
ステラルーメン(XLM) | 約0.1〜1円 |
例えば、10万円相当の仮想通貨を送金する場合、ビットコインを使用すると数千円の手数料がかかる可能性がありますが、リップルを使用すれば1円未満で送金できる可能性があります。
ただし、この方法を利用する際は以下の点に注意が必要です。
- 送金先の取引所が、選択した仮想通貨に対応していることを確認する。
- 仮想通貨の交換に伴う手数料や価格変動のリスクを考慮する。
- 税金の計算が複雑になる可能性があるため、取引記録を正確に保管する。
送金手数料の安い仮想通貨を利用することで、特に頻繁に入出金を行う場合や大量の資金を移動させる場合に、大きなコスト削減効果が期待できます。ただし、各仮想通貨の特性や市場動向をよく理解した上で、適切な選択を行うことが重要です。
1ヶ所の取引所を使い続けて会員ランクアップ目指す
多くの海外仮想通貨取引所では、取引量や保有資産量に応じて会員ランクが設定されています。上位の会員ランクになると、取引手数料の割引や、その他の特典が得られることが一般的です。
例えば、以下のような会員ランク制度があります。
会員ランク | 必要条件 | 手数料割引 |
---|---|---|
一般会員 | なし | なし |
シルバー会員 | 30日間の取引量100万円以上 | 10% |
ゴールド会員 | 30日間の取引量1,000万円以上 | 20% |
プラチナ会員 | 30日間の取引量1億円以上 | 30% |
このような制度を活用するためには、1つの取引所に取引を集中させ、継続的に利用することが重要です。複数の取引所を使い分けると、それぞれの取引所での取引量が分散してしまい、上位ランクに到達しにくくなります。
ただし、1つの取引所に集中することにはリスクも伴います。
- 取引所がハッキングされた場合、大きな損失を被る可能性がある。
- 取引所が突然サービスを停止した場合、資産にアクセスできなくなる可能性がある。
- 特定の取引所の手数料体系や取扱通貨に縛られる。
これらのリスクを軽減するためには、以下の対策を取ることをおすすめします。
- 信頼性の高い大手取引所を選択する。
- 取引に使用しない資産は、ハードウェアウォレットなどの安全な場所に保管する。
- 定期的に他の取引所の条件も確認し、必要に応じて見直しを行う。
1ヶ所の取引所を継続的に利用することで、手数料の削減だけでなく、取引所の使い方に習熟し、より効率的な取引が可能になるというメリットもあります。
海外仮想通貨取引所の手数料に関するよくある質問 本文の目次に戻る
国内取引所と海外取引所どちらが取引手数料が安い?
一般的に、海外仮想通貨取引所の方が国内取引所よりも取引手数料が安い傾向にあります。これは、海外取引所の方が競争が激しく、ユーザーを獲得するために手数料を低く設定しているためです。
国内取引所の多くは、現物取引において販売所形式でサービスを提供しており、スプレッドとして最大15%程度の手数料を徴収しています。一方、海外取引所の現物取引手数料は通常片道0.1%程度と非常に低く設定されています。
以下の表は、一般的な国内取引所と海外取引所の手数料比較を示しています。
取引所タイプ | 現物取引手数料 | レバレッジ取引手数料 |
---|---|---|
国内取引所 | 最大15%(スプレッド) | 0.02%~0.15% |
海外取引所 | 0.1%前後 | 0.01%~0.075% |
ただし、海外取引所を利用する際は、入出金手数料や為替レートの影響も考慮する必要があります。また、取引所によって手数料体系が異なるため、実際に利用する前に各取引所の手数料を詳細に確認することをおすすめします。
仮想通貨レバレッジ取引で手数料は発生する?
はい、仮想通貨のレバレッジ取引でも手数料は発生します。レバレッジ取引に関連する主な手数料には以下のようなものがあります。
- 取引手数料:ポジションを開く際と決済する際に発生する手数料です。通常、現物取引よりも低く設定されていることが多いです。
- 資金調達手数料(ファンディングフィー):ポジションを長期間保有する場合に発生する手数料で、8時間ごとや24時間ごとなど、取引所によって異なります。
- スワップポイント:取引所によっては、ポジションを翌日に持ち越す際に発生する手数料です。
- スリッページ:注文時の価格と実際の約定価格の差額で、厳密には手数料ではありませんが、コストとして考慮する必要があります。
レバレッジ取引の手数料は取引所によって異なるため、取引を始める前に必ず各取引所の手数料体系を確認することが重要です。
日本人が海外取引所で仮想通貨FXをすることは違法?
日本人が海外取引所で仮想通貨FX(レバレッジ取引)を行うこと自体は違法ではありません。日本の法律上、個人が海外の仮想通貨取引所を利用することは禁止されていません。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 海外取引所の多くは日本の金融庁に登録されていないため、日本の法規制の対象外となります。これは、トラブルが発生した際に日本の法律による保護を受けられない可能性があることを意味します。
- 海外取引所が日本人に対して積極的に営業やサービスを提供することは、日本の資金決済法に抵触する可能性があります。
- 日本の税法に基づいて、海外取引所での利益も適切に申告し、納税する必要があります。
- 一部の海外取引所では、利用規約で日本在住者の利用を禁止している場合があります。このような取引所を利用することは、利用規約違反となる可能性があります。
したがって、海外取引所を利用する際は、自己責任で行動し、リスクを十分に理解した上で取引を行うことが重要です。また、日本の法律や税制に関しては常に最新の情報を確認し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。
海外取引所で利益が発生したら税金はどうなる?
海外仮想通貨取引所で利益が発生した場合も、国内取引所と同様に日本の税法に基づいて適切に申告し、納税する必要があります。仮想通貨取引による利益は、原則として「雑所得」として扱われます。
海外取引所での利益に関する税金について、以下の点に注意が必要です。
- 申告義務:年間の利益が20万円を超える場合、確定申告が必要です。
- 税率:所得税(15%~45%の累進課税)と住民税(一律10%)が課税されます。
- 損益通算:仮想通貨取引での損失は、他の仮想通貨取引の利益と相殺できますが、給与所得などの他の所得区分との損益通算はできません。
- 為替レート:海外取引所での取引を日本円に換算する際は、取引時の為替レートを使用します。
- 記録保持:取引履歴や入出金記録など、税務申告に必要な書類を適切に保管しておく必要があります。
海外取引所での取引は、国内取引所と比べて取引履歴の管理が複雑になる可能性があります。そのため、取引を行う際は常に正確な記録を保持し、必要に応じて税理士などの専門家に相談することをおすすめします。また、仮想通貨に関する税制は変更される可能性があるため、最新の情報を常に確認するようにしましょう。
海外取引所の手数料はどのように支払う?
海外仮想通貨取引所の手数料は、主に以下の方法で支払われます。
支払い方法 | 説明 |
---|---|
取引通貨での支払い | 取引通貨で手数料が自動的に差し引かれます。例: BTC/ETHペアでBTCまたはETHで手数料が徴収される。 |
取引所の独自トークンでの支払い | 独自トークンを保有すると手数料割引があり、独自トークンで手数料支払いが可能。例: BNBを使用すると割引。 |
ステーブルコインでの支払い | USDTやUSDCなどのステーブルコインで手数料を支払うことで、価格変動の影響を最小化。 |
法定通貨での支払い | 一部の取引所では法定通貨で入出金手数料を支払えるが、取引手数料での支払いは稀。 |
海外取引所の手数料はどのように計算される?
海外仮想通貨取引所の手数料は、主に以下の要素に基づいて計算されます。
- 取引量:多くの取引所では、30日間の取引量に応じて手数料率が変動します。取引量が多いほど手数料率が低くなる傾向があります。
- メイカー/テイカー注文:メイカー注文(指値注文)とテイカー注文(成行注文)で手数料率が異なることがあります。一般的にメイカー注文の方が手数料が低く設定されています。
- 取引ペア:メジャーな通貨ペアと比較的マイナーな通貨ペアで手数料率が異なる場合があります。
- 会員ランク:取引所によっては、会員ランクに応じて手数料率が変動することがあります。
- 独自トークンの保有量:取引所の独自トークンを一定量保有していると、手数料が割引されるケースがあります。
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コンテンツ編集部
当サイトの記事は、専門家の監修のもと、編集部が執筆・編集しています。最新かつ正確な情報をお届けすることを心がけていますが、情報の正確性を保証するものではありません。