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世界最大の仮想通貨取引所ランキング20社一覧比較|日本語対応で暗号資産取引におすすめ【2024年11月最新】

仮想通貨取引所 世界ランキング
最終更新日時: 2024年10年28日 18時55分
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仮想通貨取引所の選択は、仮想通貨投資の成功を左右する重要な要素の一つです。世界には数多くの取引所が存在し、それぞれが独自の特徴やサービスを提供しています。初心者から上級者まで、自分のニーズに合った取引所を見つけることが、安全で効果的な取引の第一歩となります。

本記事では、世界の仮想通貨取引所について、様々な角度から詳しく解説していきます。まず、世界最大の取引所であるBinanceを始めとする、トップクラスの取引所をランキング形式で紹介します。

世界最大の仮想通貨取引所はBINACE(バイナンス) 本文の目次に戻る

特徴 詳細
設立年 2017年
本社所在地 ケイマン諸島(登記上)
取扱通貨数 350以上
24時間取引量 約100億ドル以上(変動あり)
取引手数料 0.1%(BNBで支払うとさらに割引)
特徴的なサービス Launchpad(新規コイン販売)、Binance Academy(教育プラットフォーム)

世界最大の仮想通貨取引所はBinance(バイナンス)です。

Binanceは、2017年に中国人起業家のChangpeng Zhao(通称CZ)によって設立されました。設立からわずか数年で、Binanceは仮想通貨取引の分野で圧倒的な地位を築き上げました。その成功の背景には、ユーザーフレンドリーなインターフェース、低い取引手数料、豊富な取引ペア、そして迅速な新規コインの上場などがあります。

Binanceの特徴として、以下の点が挙げられます。

  1. 取引量:Binanceの24時間取引量は、他の取引所を大きく上回っています。これは、高い流動性を意味し、ユーザーにとっては取引のしやすさにつながります。
  2. ユーザー数:世界中で数千万人のユーザーを抱えており、その規模は他の取引所を圧倒しています。
  3. 取扱通貨の多さ:数百種類の仮想通貨を取り扱っており、メジャーな通貨からマイナーな通貨まで幅広く取引可能です。
  4. 独自のブロックチェーン:Binance Chain(BNB Chain)を開発し、独自のエコシステムを構築しています。
  5. 多様なサービス:現物取引だけでなく、先物取引、オプション取引、ステーキング、NFTマーケットプレイスなど、幅広いサービスを提供しています。

Binanceの成功は、仮想通貨市場全体の成長と密接に関連しています。その影響力は、単に取引量だけでなく、業界の標準やトレンドを形成する力を持っています。

しかし、Binanceの急成長と影響力の拡大に伴い、世界各国の規制当局からの注目も集めています。特に、マネーロンダリング対策や顧客保護の観点から、より厳格な規制への対応が求められています。

Binanceは、これらの課題に対応するため、各国の規制に準拠したサービスの提供や、コンプライアンス体制の強化に取り組んでいます。例えば、日本では金融庁の規制に対応するため、日本向けのサービスを分離し、Binance Japanとして運営しています。

世界最大の取引所としての地位を維持しつつ、規制環境の変化にも柔軟に対応していくBinanceの今後の展開に、業界の注目が集まっています。

仮想通貨取引所の世界ランキングTOP10 本文の目次に戻る

仮想通貨取引所の世界ランキングTOP10をご紹介します。これらの取引所は、取引量、ユーザー数、セキュリティ、機能性など様々な要素を考慮して選ばれています。各取引所の特徴やメリットデメリットを詳しく解説していきますので、自分に合った取引所を見つける参考にしてください。

世界中で仮想通貨取引が活発化する中、取引所の選択は非常に重要です。信頼性の高い大手取引所を利用することで、セキュリティリスクを軽減し、より安全に取引を行うことができます。また、取引量の多い取引所では流動性が高く、スムーズな取引が可能となります。

それでは、世界トップクラスの仮想通貨取引所を順に見ていきましょう。

Binance (バイナンス)

特徴 詳細
設立年 2017年
本社所在地 ケイマン諸島
取扱通貨数 350以上
取引手数料 0.1%(BNBで支払うと割引あり)
レバレッジ 最大125倍

Binanceは、2017年に設立された世界最大の仮想通貨取引所です。取引量、ユーザー数ともに他の取引所を圧倒しており、仮想通貨業界において絶大な影響力を持っています。

Binanceの特徴は、豊富な取扱通貨と多様な取引オプションです。現物取引はもちろん、先物取引、オプション取引、レバレッジ取引など、幅広い投資ニーズに対応しています。また、独自のブロックチェーンプラットフォーム「Binance Chain」を運営し、エコシステムの拡大にも力を入れています。

Binanceは、初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されており、使いやすいインターフェースと充実した機能を兼ね備えています。日本語にも対応しているため、日本人ユーザーも安心して利用できます。

メリット

Binanceのメリットは以下の通りです。

  1. 豊富な取扱通貨と取引オプション
  2. 低手数料と高い流動性
  3. 充実した教育コンテンツとサポート
  4. 独自のエコシステムによる付加価値

デメリット

一方で、デメリットとしては以下が挙げられます。

  1. 一部の国では規制により利用制限がある
  2. 取引所の規模が大きいため、カスタマーサポートの対応に時間がかかることがある
  3. 初心者には機能が多すぎて複雑に感じる可能性がある

Binanceは総合的に見て非常に優れた取引所ですが、各国の規制状況に注意が必要です。日本では現在、別会社であるBinance Japanがサービスを提供しています。

Bybit (バイビット)

特徴 詳細
設立年 2018年
本社所在地 シンガポール
取扱通貨数 160以上
取引手数料 0.075%(テイカー)、0.025%(メイカー)
レバレッジ 最大100倍

Bybitは2018年に設立された比較的新しい取引所ですが、急速に成長し、現在では世界有数の取引所となっています。特にデリバティブ取引に強みを持ち、先物取引やレバレッジ取引を得意とするトレーダーに人気があります。

Bybitの特徴は、高度な取引機能と使いやすいインターフェースの両立です。プロフェッショナルなトレーダーが求める機能を提供しつつ、初心者にも分かりやすい操作性を実現しています。また、24時間365日のカスタマーサポートも充実しており、ユーザーの安心感につながっています。

Bybitは日本語に完全対応しており、日本人ユーザーにとって非常に使いやすい海外取引所の一つです。取引手数料も比較的低く、コストを抑えた取引が可能です。

メリット

Bybitのメリットは以下の通りです。

  1. 高度な取引機能と使いやすいインターフェース
  2. 充実したデリバティブ取引オプション
  3. 24時間365日のカスタマーサポート
  4. 日本語対応が充実している

デメリット

デメリットとしては以下が挙げられます。

  1. 現物取引の通貨ペアが他の大手取引所と比べてやや少ない
  2. 一部の国では規制により利用できない
  3. 取引所としての歴史が比較的浅い

Bybitは特にデリバティブ取引を行いたいユーザーにおすすめの取引所です。ただし、現物取引のみを考えているユーザーには、他の取引所の方が適している可能性があります。

MEXC (メックスシー)

特徴 詳細
設立年 2018年
本社所在地 シンガポール
取扱通貨数 1,500以上
取引手数料 0.2%(テイカー・メイカー共通)
レバレッジ 最大125倍

MEXCは2018年に設立された新興の仮想通貨取引所ですが、急速に成長し、現在では世界的に注目される取引所の一つとなっています。MEXCの最大の特徴は、非常に多くの新興・小型の仮想通貨(いわゆる「アルトコイン」)を取り扱っていることです。

MEXCは、新しいプロジェクトや将来性のある仮想通貨をいち早くリストアップすることで知られています。このため、早期の投資機会を求めるトレーダーや、多様なポートフォリオを構築したい投資家に人気があります。

MEXCは日本語にも対応しており、日本人ユーザーにとっても利用しやすい取引所となっています。また、ユーザーフレンドリーなインターフェースと直感的な操作性も特徴の一つです。

メリット

MEXCのメリットは以下の通りです。

  1. 非常に多くの新興・小型仮想通貨を取り扱っている
  2. 新しいプロジェクトをいち早くリストアップする
  3. ユーザーフレンドリーなインターフェース
  4. 日本語対応が充実している

デメリット

一方で、デメリットとしては以下が挙げられます。

  1. 大手取引所と比べて流動性が低い場合がある
  2. 新興の取引所のため、長期的な信頼性がまだ確立されていない
  3. 小型の仮想通貨が多いため、リスクが高い投資対象も含まれている

MEXCは特に、多様な仮想通貨に投資したい上級者や、新しいプロジェクトに早期から参加したいユーザーに適しています。ただし、取り扱っている通貨の中にはリスクの高いものも含まれているため、十分な注意と調査が必要です。

Bitget (ビットゲット)

特徴 詳細
設立年 2018年
本社所在地 シンガポール
取扱通貨数 400以上
取引手数料 0.1%(テイカー・メイカー共通)
レバレッジ 最大125倍

Bitgetは2018年に設立された比較的新しい仮想通貨取引所ですが、急速な成長を遂げ、現在では世界的に注目される取引所の一つとなっています。Bitgetの最大の特徴は、コピートレード機能を提供していることです。これにより、経験豊富なトレーダーの取引を自動的にコピーすることができ、初心者でも効率的な取引が可能となっています。

Bitgetは、現物取引だけでなく、先物取引やレバレッジ取引など、多様な取引オプションを提供しています。また、ユーザーフレンドリーなインターフェースと直感的な操作性も特徴の一つです。

Bitgetは日本語にも対応しており、日本人ユーザーにとっても利用しやすい取引所となっています。さらに、24時間365日のカスタマーサポートも提供しており、ユーザーの安心感につながっています。

メリット

Bitgetのメリットは以下の通りです。

  1. コピートレード機能の提供
  2. 多様な取引オプション(現物、先物、レバレッジ)
  3. ユーザーフレンドリーなインターフェース
  4. 24時間365日のカスタマーサポート

デメリット

一方で、デメリットとしては以下が挙げられます。

  1. 比較的新しい取引所のため、長期的な信頼性がまだ確立されていない
  2. 一部の国では規制により利用できない可能性がある
  3. 大手取引所と比べて流動性が低い場合がある

Bitgetは特に、コピートレードに興味がある初心者や、多様な取引オプションを求めるトレーダーに適しています。ただし、比較的新しい取引所であるため、利用する際は十分な注意が必要です。

Gate.io (ゲート)

特徴 詳細
設立年 2013年
本社所在地 ケイマン諸島
取扱通貨数 1,400以上
取引手数料 0.2%(テイカー・メイカー共通)
レバレッジ 最大100倍

Gate.ioは2013年に設立された老舗の仮想通貨取引所で、長年の実績と信頼性を持っています。Gate.ioの最大の特徴は、非常に多くの種類の仮想通貨を取り扱っていることです。メジャーな仮想通貨から新興のアルトコインまで、幅広い選択肢を提供しています。

Gate.ioは、現物取引、マージン取引、先物取引、オプション取引など、多様な取引タイプをサポートしています。また、ステーキングやレンディングなどの収益化オプションも提供しており、ユーザーは様々な方法で資産を運用することができます。

Gate.ioは日本語にも対応しており、日本人ユーザーにとっても利用しやすい取引所となっています。さらに、セキュリティ面でも高い評価を受けており、ユーザーの資産を安全に保管するための様々な対策を講じています。

メリット

Gate.ioのメリットは以下の通りです。

  1. 非常に多くの種類の仮想通貨を取り扱っている
  2. 多様な取引タイプとオプションを提供
  3. 長年の実績による信頼性
  4. 高いセキュリティ対策

デメリット

一方で、デメリットとしては以下が挙げられます。

  1. 取引手数料が他の取引所と比べてやや高い
  2. インターフェースが複雑で初心者には使いづらい場合がある
  3. 一部の国では規制により利用できない可能性がある

Gate.ioは特に、多様な仮想通貨に投資したい上級者や、様々な取引タイプを活用したいトレーダーに適しています。ただし、初心者にとっては機能が多すぎて複雑に感じる可能性があるため、慣れるまで時間がかかるかもしれません。

Kucoin (クーコイン)

特徴 詳細
設立年 2017年
本社所在地 セーシェル
取扱通貨数 700以上
取引手数料 0.1%(テイカー・メイカー共通)
レバレッジ 最大100倍

Kucoinは2017年に設立された仮想通貨取引所で、「人民の取引所」というスローガンを掲げ、ユーザーフレンドリーなサービスを提供しています。Kucoinの特徴は、多くの新興・小型の仮想通貨(アルトコイン)を取り扱っていることと、独自のトークン「KCS」を活用したエコシステムを構築していることです。

Kucoinは、現物取引、マージン取引、先物取引など、多様な取引オプションを提供しています。また、ステーキングやレンディングなどの収益化オプションも充実しており、ユーザーは様々な方法で資産を運用することができます。

Kucoinは日本語にも対応しており、日本人ユーザーにとっても利用しやすい取引所となっています。さらに、24時間365日のカスタマーサポートも提供しており、ユーザーの安心感につながっています。

メリット

Kucoinのメリットは以下の通りです。

  1. 多くの新興・小型仮想通貨を取り扱っている
  2. 独自のトークン「KCS」によるエコシステム
  3. 多様な取引オプションと収益化オプション
  4. 24時間365日のカスタマーサポート

デメリット

一方で、デメリットとしては以下が挙げられます。

  1. 大手取引所と比べて流動性が低い場合がある
  2. 一部の国では規制により利用できない可能性がある
  3. 小型の仮想通貨が多いため、リスクが高い投資対象も含まれている

Kucoinは特に、多様な仮想通貨に投資したい上級者や、新しいプロジェクトに早期から参加したいユーザーに適しています。また、KCSトークンを活用したエコシステムに興味がある投資家にもおすすめです。ただし、取り扱っている通貨の中にはリスクの高いものも含まれているため、十分な注意と調査が必要です。

OKX (オーケーエックス)

特徴 詳細
設立年 2017年
本社所在地 セーシェル
取扱通貨数 350以上
取引手数料 0.1%(テイカー)、0.08%(メイカー)
レバレッジ 最大125倍

OKXは2017年に設立された仮想通貨取引所で、以前はOKExとして知られていました。OKXは特にデリバティブ取引に強みを持ち、先物取引やオプション取引、永続スワップなど、多様な取引オプションを提供しています。

OKXの特徴は、高度な取引機能と豊富な取引ペアを提供していることです。プロフェッショナルなトレーダー向けの機能が充実しており、複雑な取引戦略を実行することができます。また、独自のブロックチェーンOKC Chainを運営しており、DeFi(分散型金融)プロジェクトの展開にも力を入れています。

OKXは多言語対応しており、日本語インターフェースも利用可能です。ただし、日本からのアクセスには制限がある場合があるため、利用前に確認が必要です。

メリット

OKXのメリットは以下の通りです。

  1. 高度なデリバティブ取引機能
  2. 豊富な取引ペアと取引オプション
  3. 独自のブロックチェーンによるDeFiエコシステム
  4. 比較的低い取引手数料

デメリット

一方で、デメリットとしては以下が挙げられます。

  1. 一部の国では規制により利用できない
  2. 複雑な機能が多いため、初心者には使いづらい
  3. 過去にハッキング事件を経験している

OKXは特に、デリバティブ取引に興味がある上級者や、多様な取引オプションを求めるトレーダーに適しています。

Bitfinex (ビットフィネックス)

特徴 Bitfinex
設立年 2012年
本社所在地 香港
対応通貨数 100以上
レバレッジ 最大3.3倍
取引手数料 メイカー:0.1%、テイカー:0.2%

Bitfinexは、2012年に設立された老舗の仮想通貨取引所です。高度な取引機能と豊富な流動性で知られ、プロトレーダーから支持を集めています。

Bitfinexの特徴として、まず挙げられるのが高度な取引ツールです。プロフェッショナル向けのチャート分析機能や、APIを利用した自動取引のサポートなど、高度なトレーディング環境を提供しています。また、マージン取引やレンディング機能も充実しており、多様な投資戦略を実行できます。

セキュリティ面では、過去にハッキング被害を受けた経験から、セキュリティ対策を大幅に強化しています。現在では、ユーザー資産の大部分をコールドウォレットで管理し、マルチシグネチャ技術を採用するなど、高度なセキュリティ体制を整えています。

メリット

Bitfinexのメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  1. 高度な取引ツールと豊富な機能
  2. 高い流動性と取引量
  3. マージン取引やレンディング機能の充実
  4. 強化されたセキュリティ対策

デメリット

一方で、デメリットも存在します。

  1. 初心者には複雑で使いにくい可能性がある
  2. 日本語サポートが限定的
  3. 一部の国では利用制限がある

Bitfinexは、経験豊富なトレーダーや機関投資家向けの取引所と言えるでしょう。高度な機能を求める投資家にとっては魅力的なプラットフォームですが、初心者には少し敷居が高いかもしれません。

Coinbase (コインベース)

特徴 Coinbase
設立年 2012年
本社所在地 米国
対応通貨数 50以上
レバレッジ なし
取引手数料 0.5%~3.99%

Coinbaseは、2012年に設立された米国最大の仮想通貨取引所です。ユーザーフレンドリーなインターフェースと高い信頼性で、特に初心者から支持を集めています。

Coinbaseの最大の特徴は、その使いやすさにあります。直感的なデザインと簡単な操作性により、仮想通貨取引の経験がない人でも容易に取引を開始できます。また、教育コンテンツも充実しており、仮想通貨や投資に関する知識を学びながら取引できる環境を提供しています。

セキュリティ面でも、Coinbaseは業界トップクラスの対策を講じています。ユーザー資産の98%以上をオフラインのコールドストレージで管理し、残りの資産も保険でカバーしています。さらに、米国の規制に準拠した運営を行っており、信頼性の高さが特徴です。

メリット

Coinbaseのメリットは以下の通りです。

  1. 初心者にも使いやすいインターフェース
  2. 高度なセキュリティ対策
  3. 米国の規制に準拠した信頼性の高さ
  4. 充実した教育コンテンツ

デメリット

一方で、デメリットも存在します。

  1. 取引手数料が比較的高い
  2. 対応通貨の種類が他の取引所と比べて少ない
  3. 一部の国では利用できない

Coinbaseは、特に仮想通貨投資を始めたばかりの人や、セキュリティを重視する投資家にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。ただし、取引コストを重視する場合や、マイナーな通貨への投資を考えている場合は、他の選択肢も検討する必要があります。

Crypto.com Exchange (クリプトドットコム)

特徴 Crypto.com Exchange
設立年 2016年
本社所在地 香港
対応通貨数 100以上
レバレッジ 最大10倍
取引手数料 0.04%~0.1%

Crypto.com Exchangeは、比較的新しい取引所ですが、急速に成長し、注目を集めています。多様な金融サービスを提供する総合的なプラットフォームとして知られています。

Crypto.com Exchangeの特徴は、取引所機能だけでなく、暗号資産の貸し出しや、独自の仮想通貨CROを活用したステーキングサービスなど、多様な金融サービスを提供していることです。また、Visa提携のクレジットカードも発行しており、日常生活での仮想通貨の利用も促進しています。

取引機能面では、スポット取引だけでなく、デリバティブ取引も提供しており、幅広い投資ニーズに対応しています。さらに、モバイルアプリの使いやすさも特筆すべき点で、スマートフォンでの取引が非常にスムーズに行えます。

メリット

Crypto.com Exchangeのメリットは以下の通りです。

  1. 多様な金融サービスの提供
  2. 使いやすいモバイルアプリ
  3. 独自トークンCROを活用したサービス
  4. デリバティブ取引にも対応

デメリット

デメリットとしては以下が挙げられます。

  1. 他の大手取引所と比べて流動性が低い場合がある
  2. 一部のサービスが特定の国や地域で利用できない
  3. 比較的新しい取引所のため、長期的な信頼性はまだ不明確

Crypto.com Exchangeは、仮想通貨の取引だけでなく、総合的な金融サービスを求める投資家にとって魅力的なプラットフォームです。特に、モバイルでの利用を重視する人や、仮想通貨を日常生活で活用したい人にとっては良い選択肢となるでしょう。

Forbesが選ぶ世界の「信頼できる」仮想通貨取引所20社 本文の目次に戻る

米フォーブズ誌は独自の基準で調査・分析した「世界で最も信頼できる暗号資産(仮想通貨)取引所とマーケットプレイス」の結果を発表しています。

調査対象となった646社の中から、最終的に選ばれた20社は以下の通りです。

  1. Coinbase(コインベース)/米国
  2. CME Group(CMEグループ)/米国
  3. Robinhood(ロビンフッド)/米国
  4. Upbit(ユービット)/韓国
  5. Deribit(デリビット)/ドバイ
  6. Bitstamp(ビットスタンプ)/ルクセンブルク
  7. Crypto.com(クリプトドッドコム)/シンガポール
  8. Kraken(クラーケン)/米国
  9. Fidelity(フィデリティ)/米国
  10. LMAX Digital/ジブラルタル
  11. Gemini(ジェミナイ)/米国
  12. bitFlyer(ビットフライヤー)/日本
  13. Bitbank(ビットバンク)/日本
  14. GMO Japan(GMOコイン)/日本
  15. Paxos(パクソス)/米国
  16. Luno(ルーノ)/英国
  17. Bithumb(ビッサム)/韓国
  18. HashKey(ハッシュキー)/香港
  19. bitpanda(ビットパンダ)/オーストラリア
  20. Coincheck(コインチェック)/日本

【項目別】仮想通貨取引所の世界ランキング一覧 本文の目次に戻る

ここでは、項目別の仮想通貨取引所の世界ランキング一覧で紹介しています。

取引量の世界ランキング

取引所 Trading volume(24h) 平均流動性 週次訪問数 市場 コイン 法定通貨対応
Binance ¥2,616,380,897,418 856 10,650,815 1683 426 EUR, GBP, BRL, and +8 more
Coinbase Exchange ¥327,809,893,567 748 33,921 407 259 USD, EUR, GBP
Bybit ¥804,384,043,104 581 4,547,879 1006 665 USD, EUR, GBP, and +3 more
OKX ¥344,523,870,508 609 4,082,687 728 311 AED, ARS, AUD, and +43 more
Upbit ¥270,743,297,015 532 1,032,611 372 216 KRW
HTX ¥313,019,523,084 397 1,704,605 869 722 ALL, AUD, BRL, and +47 more
Kraken ¥108,755,400,056 758 831,350 959 332 USD, EUR, GBP, and +4 more
Gate.io ¥297,146,251,055 560 4,936,579 3871 2311 EUR, USD, GBP, and +19 more
Bitfinex ¥22,692,336,540 522 108,629 383 181 USD, EUR, GBP, and +1 more
KuCoin ¥109,083,297,876 592 1,461,798 1289 784 USD, AED, ARS, and +45 more
MEXC ¥291,551,568,992 518 4,519,426 3073 2520 EUR, USD, GBP, and +12 more
Bitget ¥237,720,519,627 529 4,396,701 1175 857 USD, EUR, GBP, and +12 more
Crypto.com Exchange ¥1,257,129,200,214 566 524,390 721 366 USD, EUR
Binance TR ¥49,533,996,951 391 133,620 240 213 TRY
BingX ¥48,989,572,221 454 1,128,411 1106 846 USD, THB, MYR, and +4 more

引用:トップ暗号資産スポット取引所 | Coinmarketcap

デリバティブ取引の世界ランキング

名前 Trading volume(24h) メイカー手数料 テイカー手数料 Open interest マーケット数 ローンチ日
Binance ¥9,077,854,833,541 0.02% 0.04% ¥2,379,501,650,387 384 Jul 2017
Bybit ¥4,019,361,816,425 0.02% 0.06% ¥1,609,819,241,012 406 Mar 2018
OKX ¥3,607,200,769,661 0.02% 0.05% ¥786,555,953,399 206 Jan 2017
Bitget ¥3,423,137,414,241 0.02% 0.06% ¥1,260,200,952,312 292 Apr 2018
AscendEX (BitMax) ¥3,928,913,624,876 0.02% 0.06% ¥942,394,660 84 Jul 2018
XT.COM ¥3,554,360,122,354 0.04% 0.06% ¥666,092,274,703 421 Oct 2018
Deribit ¥117,429,271,213 0% 0.05% ¥292,248,558,017 29 Jun 2016
Kraken ¥101,717,029,539 0.02% 0.05% ¥38,129,025,101 229 Jul 2011
Deepcoin ¥2,176,288,027,533 0.04% 0.06% ¥703,310,682,015 77 Nov 2018
Crypto.com Exchange ¥1,318,438,795,737 0.05% 0.07% ¥228,047,098,752 163 Nov 2019
OrangeX ¥4,020,772,601,063 0.02% 0.05% ¥1,480,230,372,325 163 Jun 2021
CoinW ¥3,994,827,490,834 0.04% 0.06% ¥515,295,667,123 107 Jul 2017
WEEX ¥3,966,341,673,908 0% 0.06% ¥686,967,240,231 423 Apr 2018
KuCoin ¥228,648,117,285 0.02% 0.06% ¥187,012,901,136 185 Aug 2017
DigiFinex ¥3,709,683,724,178 0.03% 0.05% ¥1,233,453,477,267 59 Apr 2018

引用:トップ暗号資産デリバティブ取引所 | Coinmarketcap

DEX(現物)の世界ランキング

名前 Trading volume(24h) 平均流動性 マーケット数 タイプ ローンチ日
Uniswap v2 ¥32,124,781,988 3.52% 1536 Swap Nov 2018
Uniswap v3 (Ethereum) ¥113,416,420,496 12.42% 845 Swap May 2021
PancakeSwap v3 (BSC) ¥42,549,523,750 4.66% 641 Swap --
Raydium ¥119,724,750,541 13.12% 1252 Swap Feb 2021
Curve (Ethereum) ¥36,020,530,606 3.95% 127 Swap Jan 2020
PancakeSwap v2 (BSC) ¥24,827,755,188 2.72% 2146 Swap --
Uniswap v3 (Arbitrum) ¥49,633,623,441 5.44% 270 Swap --
Orca ¥72,116,409,305 7.90% 783 Swap Feb 2021
Uniswap v3 (Optimism) ¥4,481,456,520 0.49% 111 Swap Jul 2021
SushiSwap (Ethereum) ¥1,561,146,904 0.17% 139 Swap Sep 2020
Uniswap v3 (Polygon) ¥9,742,683,325 1.07% 349 Swap Dec 2021
Balancer v2 (Ethereum) ¥7,752,447,075 0.85% 71 Swap --
LFJ v2.1 (Avalanche) ¥7,676,034,899 0.84% 25 Swap --
LFJ (Avalanche) ¥233,685,612 0.03% 124 Swap Jul 2021
PancakeSwap v2 (Aptos) ¥628,082,137 0.07% 32 Swap --

引用:トップ暗号資産分散型取引所 | Coinmarketcap

DEX(デリバティブ)の世界ランキング

名前 Trading volume(24h) %時価総額 マーケット数 タイプ ローンチ日
dYdX v4 ¥65,823,453,027 19.26% 97 Orderbook Oct 2023
dYdX ¥10,608,443,130 3.10% 37 Orderbook Apr 2019
Helix ¥12,085,060,038 3.54% 68 Orderbook Nov 2021
Perpetual Protocol ¥5,925,228,481 1.73% 13 Perpetual Dec 2020
APX ¥2,116,446,239 0.62% 75 Orderbook Aug 2021
Kine Protocol ¥511,923,602 0.15% 52 Perpetual Mar 2021
SynFutures v3 ¥95,768,925,696 28.02% 25 Perpetual Jun 2021
Hyperliquid ¥43,976,254,388 12.87% 125 Orderbook --
Vertex Protocol ¥20,763,868,353 6.08% 53 Orderbook --
Orderly Network (EVM) ¥18,015,247,516 5.27% 55 Orderbook Oct 2022
APX v2 (BSC) ¥13,797,032,992 4.04% 20 Perpetual Aug 2023
Drift Protocol ¥3,721,359,722 1.09% 30 Perpetual Dec 2021
Ebi.xyz ¥178,197,080 0.05% 15 Orderbook Jun 2024
SynFutures v2 ¥143,909,031 0.04% 12 Perpetual Jun 2021
GMX (Arbitrum) ¥91,083,095 0.03% 32 Perpetual Sep 2021

引用:トップ暗号資産分散型取引所 | Coinmarketcap

世界基準で仮想通貨取引所を選ぶポイント 本文の目次に戻る

ここでは、世界基準で仮想通貨取引所を選ぶ際の重要なポイントについて説明していきます。これらのポイントを押さえることで、より信頼性が高く、自分のニーズに合った取引所を選択することができるでしょう。

通貨の流動性や取引量

取引所を選ぶ際、通貨の流動性と取引量は非常に重要な要素です。高い流動性は、取引の円滑さと価格の安定性を保証します。取引量が多い取引所では、注文が素早く執行され、大口取引でも価格への影響を最小限に抑えることができます。

世界的に有名な取引所ほど、一般的に高い流動性と取引量を誇ります。例えば、Binance、Coinbase、Krakenなどの大手取引所では、24時間取引量が数十億ドルに達することも珍しくありません。

流動性と取引量を評価する際は、以下の点に注目しましょう。

  1. 24時間取引量:これは取引所の活発さを示す重要な指標です。
  2. 板の厚さ:買い注文と売り注文の量が多いほど、取引が円滑に行えます。
  3. スプレッド:買値と売値の差が小さいほど、取引コストが抑えられます。

取引所の選択時には、自分が取引したい通貨ペアの流動性も確認することが大切です。メジャーな通貨ペア(BTC/USD、ETH/USDなど)は多くの取引所で高い流動性を持っていますが、マイナーな通貨ペアの場合は取引所によって流動性に大きな差があることがあります。

レバレッジや取引手数料

レバレッジ取引と手数料は、トレーダーの収益に直接影響を与える重要な要素です。世界の主要な仮想通貨取引所では、様々なレバレッジオプションと競争力のある手数料体系を提供しています。

レバレッジ取引に関しては、取引所によって提供される最大レバレッジが異なります。

取引所名 最大レバレッジ
Binance 125倍
Bybit 100倍
Kraken 5倍
Coinbase レバレッジなし

ただし、高レバレッジは高リスクを伴うため、経験豊富なトレーダー向けであることを忘れてはいけません。

取引手数料に関しては、多くの取引所がメイカー・テイカーモデルを採用しています。一般的に、メイカー手数料の方がテイカー手数料よりも低く設定されています。また、取引量に応じて手数料が逓減するVIPプログラムを提供している取引所も多くあります。

手数料を比較する際は、以下の点に注意しましょう。

  1. 現物取引とデリバティブ取引の手数料の違い
  2. 入金・出金手数料
  3. その他の付随する手数料(例:借入手数料、清算手数料など)

レバレッジと手数料は、トレーディング戦略や取引頻度によって重要度が変わってきます。自分のトレーディングスタイルに合った取引所を選ぶことが大切です。

取扱通貨・ペアの豊富さ

仮想通貨取引所を選ぶ際、取扱通貨やペアの豊富さは非常に重要な要素です。多様な通貨やペアを提供している取引所は、投資の選択肢を広げ、分散投資やアービトラージなどの高度な戦略を可能にします。

世界的に有名な大手取引所ほど、一般的に多くの通貨とペアを取り扱っています。例えば、Binanceは300以上の仮想通貨と1000以上の取引ペアを提供しており、トレーダーに幅広い選択肢を与えています。

取扱通貨・ペアの豊富さを評価する際は、以下の点に注目しましょう。

  1. メジャーな仮想通貨(Bitcoin、Ethereum、Rippleなど)の取り扱い
  2. 新興の有望なアルトコインの取り扱い
  3. フィアット通貨(USD、EUR、JPYなど)とのペア
  4. ステーブルコイン(USDT、USDCなど)とのペア

また、取引所が定期的に新しい通貨やペアを追加しているかどうかも重要なポイントです。市場のトレンドに敏感で、常に新しい投資機会を提供している取引所は、長期的に利用する価値があります。

ただし、通貨やペアの数が多ければ良いというわけではありません。自分が取引したい通貨やペアが含まれているかどうかを確認することが最も重要です。また、マイナーな通貨やペアは流動性が低い場合があるので、取引の際は注意が必要です。

セキュリティの安全性や信頼性

仮想通貨取引所を選ぶ際、セキュリティの安全性と信頼性は最も重要な要素の一つです。過去に多くのハッキング事件や資金流出事件が発生しているため、取引所のセキュリティ対策は非常に重要です。

世界基準で評価される取引所は、通常、高度なセキュリティ対策を実施しています。以下は、取引所のセキュリティを評価する際のポイントです。

  1. コールドウォレットの使用:ユーザーの資産の大部分をオフラインで保管しているか
  2. 二段階認証(2FA):ログインや出金時に追加の認証を要求しているか
  3. アドレスホワイトリスト:事前に登録した出金先アドレスにのみ送金可能か
  4. 保険の有無:ハッキングなどの事故に備えて保険に加入しているか
  5. セキュリティ監査:定期的に第三者機関によるセキュリティ監査を受けているか

例えば、Coinbaseは顧客資産の98%以上をコールドウォレットで保管し、残りの2%をホットウォレットで管理していますが、このホットウォレットの資産は保険でカバーされています。

また、取引所の規制遵守状況も信頼性の重要な指標です。適切な規制を受けている取引所は、一般的により安全であると考えられます。

例えば、Krakenは米国の複数の州で正式に認可を受けており、厳格な規制下で運営されています。

セキュリティと信頼性は、資産を預ける上で最も重要な要素です。過去のセキュリティ事故の有無や、その後の対応なども含めて総合的に評価することが大切です。

日本人サポートや多言語対応

グローバルな仮想通貨取引所を選ぶ際、日本人サポートや多言語対応の有無は非常に重要なポイントです。言語の壁は取引の障害となり、重要な情報の見落としやミスにつながる可能性があるためです。

世界的に有名な取引所の多くは、複数言語でのサポートを提供していますが、日本語対応の質と量は取引所によって大きく異なります。

日本人サポートや多言語対応を評価する際は、以下の点に注目しましょう

  1. ウェブサイトの日本語対応:取引画面やヘルプページが日本語で閲覧可能か
  2. カスタマーサポートの日本語対応:チャットや電話で日本語でのサポートが受けられるか
  3. 日本語の公式コミュニティ:Telegram、Discordなどで日本語のコミュニティがあるか
  4. 日本語のお知らせや更新情報:重要な情報が日本語でタイムリーに提供されているか

例えば、Bybitは日本語を含む13言語でのサポートを提供しており、24時間365日のカスタマーサポートを日本語で受けることができます。一方、Binanceも日本語対応していますが、一部の情報は英語のままであることがあります。

多言語対応は単なる翻訳以上の意味を持ちます。各国の規制や文化に合わせたサービス提供や、地域特有の問題に対する理解なども含まれます。例えば、日本の税制に関する情報提供や、日本の銀行からの入出金に対応しているかなども重要なポイントです。

日本人トレーダーにとって、母国語でのサポートは取引の安全性と快適性を大きく向上させます。特に初心者や、複雑な取引を行う予定のある方にとっては、充実した日本語サポートは非常に重要な選択基準となるでしょう。

ユーザーの評判や口コミ・評価

仮想通貨取引所を選ぶ際、ユーザーの評判や口コミ・評価は非常に貴重な情報源となります。実際のユーザー体験は、取引所の公式情報だけでは分からない実態を明らかにしてくれます。

世界的に評価の高い取引所は、一般的にユーザーからの評判も良好です。ただし、完璧な取引所は存在しないため、批判的な意見にも注目することが重要です。

ユーザーの評判や口コミ・評価を調査する際は、以下の点に注意しましょう。

  1. 複数の情報源を確認:Reddit、Bitcointalk、Twitterなど、様々なプラットフォームでの評価を確認
  2. 最新の情報に注目:仮想通貨業界は変化が速いため、最新の評価を重視する
  3. 具体的な体験談を探す:抽象的な評価よりも、具体的な体験談の方が参考になる
  4. ポジティブな評価とネガティブな評価のバランス:極端に偏った評価は注意が必要

例えば、Coinbaseは使いやすさと安全性で高い評価を得ていますが、一方で高額な手数料を批判する声も多くあります。Binanceは取扱通貨の多さと低手数料で人気がありますが、複雑な操作性を指摘する声もあります。

ユーザーの評判を見る際は、以下のような点に特に注目すると良いでしょう。

  • 出金の速さと安定性
  • カスタマーサポートの対応の質と速さ
  • システムの安定性(ダウンタイムの頻度など)
  • 新機能の追加頻度とその質
  • セキュリティインシデントへの対応

ただし、オンラインでの評価は操作される可能性もあるため、常に批判的な目で見ることが重要です。また、個人の体験は主観的であり、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。

ユーザーの評判や口コミ・評価は、取引所選びの重要な要素ですが、あくまでも参考情報の一つとして捉え、他の要素と合わせて総合的に判断することが大切です。

世界の仮想通貨取引所を利用するメリット 本文の目次に戻る

ここでは、世界の仮想通貨取引所を利用する際の主なメリットについて説明していきます。国内の取引所と比較して、グローバルな取引所がどのような利点を持っているのかを詳しく見ていきましょう。

流動性や取引量が多く約定力が高い

世界の大手仮想通貨取引所の最大の特徴は、その圧倒的な流動性と取引量です。これらの取引所では、24時間365日、世界中の投資家が取引を行っているため、常に活発な市場が形成されています。

高い流動性は、取引の約定力を大幅に向上させます。つまり、投資家が注文を出した際に、希望する価格で素早く取引が成立する可能性が高くなります。これは特に大口の取引を行う際に重要で、価格のスリッページ(注文時の価格と実際の約定価格の差)を最小限に抑えることができます。

例えば、Binanceやコインベースなどの大手取引所では、1日の取引量が数十億ドルに達することも珍しくありません。このような巨大な取引量は、市場の安定性にも寄与し、急激な価格変動のリスクを軽減する効果があります。

また、高い流動性は、より狭いスプレッド(売値と買値の差)につながります。これにより、トレーダーは取引コストを抑えつつ、より効率的に利益を得る機会を得ることができます。

取引所名 24時間取引量(概算)
Binance 約100億ドル
Coinbase 約20億ドル
Kraken 約10億ドル

このように、世界の大手取引所を利用することで、投資家は活発で流動性の高い市場にアクセスし、より効率的な取引を行うことが可能になります。

高いレバレッジ倍率で取引可能

世界の仮想通貨取引所の大きな魅力の一つに、高いレバレッジ倍率での取引が可能な点が挙げられます。レバレッジ取引とは、少額の資金で大きな取引を行う手法で、利益の拡大が期待できる一方で、リスクも高くなります。

海外の主要な取引所では、100倍以上のレバレッジを提供しているケースも珍しくありません。例えば、BitMEXやBybitなどの取引所では、最大100倍のレバレッジが利用可能です。これは、1万円の証拠金で100万円分の取引ができることを意味します。

一方、日本国内の取引所では、金融庁の規制により、レバレッジ倍率は最大2倍に制限されています。この差は非常に大きく、海外取引所を利用することで、投資家はより大きな利益を狙うことができます。

ただし、高レバレッジ取引には大きなリスクが伴うことを忘れてはいけません。価格が予想と反対方向に動いた場合、急速に損失が拡大し、証拠金を超える損失が発生する可能性もあります。そのため、レバレッジ取引を行う際は、十分なリスク管理と慎重な取引戦略が不可欠です。

以下の表は、主要な海外取引所のレバレッジ倍率を比較したものです。

取引所名 最大レバレッジ倍率
BitMEX 100倍
Bybit 100倍
Binance Futures 125倍
FTX 101倍

このように、海外取引所を利用することで、投資家はより柔軟な取引戦略を立てることができ、大きな利益を狙うチャンスを得ることができます。

日本国内と比べて取扱通貨数が豊富

世界の仮想通貨取引所の大きな特徴の一つに、取り扱う通貨の多様性があります。日本国内の取引所と比較すると、その差は歴然としています。

海外の主要取引所では、数百種類もの仮想通貨が取引可能であり、中には1000種類以上を扱う取引所も存在します。例えば、Binanceでは約350種類、KuCoinでは600種類以上の仮想通貨が取引可能です。これに対し、日本国内の取引所では、取り扱い通貨は数十種類程度に限られています。

この豊富な取扱通貨数は、投資家に多くの利点をもたらします。まず、投資の選択肢が大幅に広がります。メジャーな仮想通貨だけでなく、新興の有望なプロジェクトや、特定の業界に特化したトークンなど、多様な投資機会にアクセスできます。

また、ポートフォリオの分散投資が容易になります。異なる特性を持つ多様な通貨に投資することで、リスクを分散し、より安定した投資戦略を立てることができます。

さらに、新しい技術やプロジェクトにいち早く投資できる可能性も高まります。海外取引所は新規のトークンを迅速に上場させる傾向があり、成長初期段階のプロジェクトに投資するチャンスを得られます。

世界の仮想通貨取引所を利用するデメリット 本文の目次に戻る

ここでは、世界の仮想通貨取引所を利用する際の主なデメリットについて説明していきます。メリットがある一方で、海外の取引所を利用する際には注意すべき点も多く存在します。これらのリスクや課題を理解することで、より安全で効果的な取引を行うことができます。

セキュリティや規制関連のリスクがある

世界の仮想通貨取引所を利用する際、最も懸念されるのがセキュリティと規制に関するリスクです。海外の取引所は、日本の取引所と比較して規制が緩い環境で運営されていることが多く、これが様々なリスクにつながる可能性があります。

海外取引所のセキュリティ対策は、取引所によって大きく異なります。一部の大手取引所は高度なセキュリティシステムを導入していますが、中小規模の取引所ではセキュリティ対策が不十分な場合もあります。過去には、海外の大手取引所でさえもハッキング被害に遭い、多額の仮想通貨が盗難される事件が発生しています。

例えば、2014年にMt.Goxで約85万BTCが盗難される事件や、2018年にCoincheckで約580億円相当のNEMが流出した事件は、仮想通貨取引所のセキュリティリスクを如実に示しています。

また、規制面でも課題があります。多くの海外取引所は、特定の国の規制当局の監督下にありますが、その規制の厳しさは国によって大きく異なります。一部の取引所は、規制の緩い国に拠点を置くことで、より自由な運営を行っています。これは、ユーザーにとっては保護が不十分になるリスクを意味します。

以下の表は、過去に発生した主な仮想通貨取引所のセキュリティ事件をまとめたものです。

取引所名 被害額(概算)
2014 Mt.Gox 約850,000 BTC
2016 Bitfinex 約120,000 BTC
2018 Coincheck 約580億円相当のNEM
2019 Binance 約7,000 BTC

このようなリスクを軽減するためには、利用する取引所のセキュリティ対策や規制遵守の状況を十分に調査し、信頼できる取引所を選択することが重要です。また、大量の資産を単一の取引所に保管せず、複数の取引所やウォレットに分散して管理することも有効な対策となります。

金融庁に未登録の業者が多い

世界の仮想通貨取引所を利用する際の重要な注意点として、多くの海外取引所が日本の金融庁に未登録であることが挙げられます。これは、日本の投資家にとって大きなリスク要因となる可能性があります。

金融庁に登録されていない取引所を利用することは、法的保護が不十分な環境で取引を行うことを意味します。日本の金融庁は、国内で仮想通貨交換業を営む事業者に対して厳格な規制を設けており、登録制度を通じてユーザーの保護を図っています。しかし、海外の取引所の多くはこの登録を受けていません。

金融庁に未登録の取引所を利用することで生じる主なリスクには以下のようなものがあります。

  1. 法的保護の欠如:トラブルが発生した際に、日本の法律に基づく保護を受けられない可能性があります。
  2. 監督の不在:金融庁による監督や検査が行われないため、取引所の運営の健全性が保証されません。
  3. 情報開示の不足:登録業者に求められる情報開示義務がないため、取引所の財務状況や運営方針が不透明になる可能性があります。
  4. マネーロンダリング対策の不足:日本の法律で求められる厳格な本人確認やマネーロンダリング対策が行われていない可能性があります。

以下の表は、主要な海外取引所の金融庁登録状況をまとめたものです。

取引所名 金融庁登録状況
Binance 未登録
Coinbase 未登録
Kraken 未登録
Bitfinex 未登録
Huobi Global 未登録

このような状況を踏まえ、海外取引所を利用する際は、そのリスクを十分に理解し、自己責任で取引を行う必要があります。また、大口の取引や長期的な資産保管には、金融庁に登録された国内の取引所を利用することも検討すべきでしょう。

海外取引所を利用する場合は、その取引所の評判、セキュリティ対策、過去のトラブル対応などを十分に調査し、慎重に選択することが重要です。

日本語対応やサポートが不十分な取引所もある

世界の仮想通貨取引所を利用する際の重要な課題の一つに、日本語対応やサポートの不十分さがあります。多くの海外取引所は英語を主要言語としており、日本語でのサービス提供が限られている場合が多いのが現状です。

言語の壁は、取引所の利用やトラブル対応において大きな障害となる可能性があります。特に、複雑な取引機能や新しいサービスを利用する際、英語での説明を正確に理解することが困難な場合があります。これは、取引ミスやリスクの見落としにつながる可能性があります。

日本語対応が不十分な取引所を利用する際の主な課題には以下のようなものがあります。

  1. 取引画面の理解困難:取引画面や設定画面が英語のみの場合、正確な操作が難しくなる可能性があります。
  2. サポートの遅延:問題が発生した際、英語でのコミュニケーションが必要となり、解決に時間がかかる可能性があります。
  3. 重要な情報の見落とし:英語での通知や告知を見落とすことで、重要な情報を逃す可能性があります。
  4. 法的文書の理解困難:利用規約やプライバシーポリシーなどの重要文書が英語のみの場合、その内容を正確に理解することが難しくなります。

以下の表は、主要な海外取引所の日本語対応状況をまとめたものです。

取引所名 日本語対応状況
Binance 部分的に対応
Coinbase 対応なし
Kraken 対応なし
Bitfinex 対応なし
KuCoin 部分的に対応

このような状況を踏まえ、海外取引所を利用する際は、自身の英語力を考慮し、必要に応じて翻訳ツールを活用するなどの対策が必要です。また、重要な操作や決定を行う前には、内容を十分に理解していることを確認することが重要です。

一部の取引所では、日本語対応を強化する動きも見られますが、まだ十分とは言えません。日本語サポートの充実度は、取引所選択の重要な基準の一つとなるでしょう。特に、初心者の方や英語に不安がある方は、日本語対応が充実している取引所を選ぶことをおすすめします。

世界の海外取引所を利用する注意点・ポイント 本文の目次に戻る

ここでは、世界の海外取引所を利用する際の主な注意点とポイントについて説明していきます。

税金がかかるため確定申告が必要

海外の仮想通貨取引所で利益を得た場合、日本の税法に基づいて所得税の確定申告と納税が必要です。仮想通貨の利益は「雑所得」として総合課税の対象となり、他の所得と合算して課税されます。税率は所得に応じて5%から45%までの7段階に分かれており、さらに住民税が10%加算されます。

海外取引所を利用していても、利益が出た時点で税金が発生するため、取引履歴をもとに正しく申告する必要があります。特に注意が必要なのは、仮想通貨の損益計算が非常に複雑であることです。税務署から指摘を受けるリスクも少なくありません。

確定申告の際は、以下の点に注意しましょう。

  1. 取引履歴の保管:すべての取引記録を保管し、いつでも参照できるようにしておく
  2. 損益計算:適切な方法で損益を計算し、必要に応じて専門家に相談する
  3. 期限厳守:確定申告の期限(通常3月15日)を忘れずに提出する

不明な点がある場合は、税理士等の専門家に相談することをおすすめします。

参考:暗号資産等に関する税務上の取扱い及び計算書について | 国税庁

違法性はないが取引所の利用は自己責任

海外の仮想通貨取引所の多くは、日本の金融当局に登録していません。つまり、日本の法律に基づく規制や監督を受けていないため、トラブルが発生しても相談したり保護を求めたりすることができない可能性があります。

海外取引所の利用自体は違法ではありませんが、取引は完全に自己責任で行う必要があります。リスクを十分に理解し、慎重に取引を行うことが重要です。

海外取引所利用時の主なリスクと注意点。

  1. セキュリティリスク:ハッキングや不正アクセスのリスクがある
  2. 規制リスク:突然のサービス停止や規制変更の可能性がある
  3. 出金トラブル:出金が遅延したり、制限されたりする可能性がある
  4. 為替リスク:外貨建ての取引による為替変動リスクがある

これらのリスクを軽減するためには、以下の対策を講じることが重要です。

  • 信頼性の高い取引所を選択する
  • 二段階認証などのセキュリティ機能を活用する
  • 取引所に預けている資産を最小限に抑える
  • 定期的に自身のウォレットに出金する

海外取引所を利用する際は、これらのリスクと対策を十分に理解した上で、自己責任の原則に基づいて取引を行うことが求められます。

参考:暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください!

世界の仮想通貨取引所に関するよくある質問 本文の目次に戻る

ここでは、世界の仮想通貨取引所に関してよく寄せられる質問とその回答について説明していきます。

世界最大の仮想通貨取引所はどこ?

世界最大の仮想通貨取引所は、現在のところBinance(バイナンス)です。Binanceは2017年に設立された比較的新しい取引所ですが、短期間で急成長を遂げ、取引量や利用者数において他の取引所を大きく引き離しています。

Binanceが世界最大と言われる理由:

  1. 取引量:24時間取引量が他の取引所を圧倒している
  2. ユーザー数:全世界で1億人以上のユーザーを抱えている
  3. 取扱通貨:350種類以上の仮想通貨を取り扱っている
  4. サービスの多様性:現物取引、先物取引、レンディング、ステーキングなど幅広いサービスを提供

Binanceの成功の鍵は、低手数料、高い流動性、豊富な取引ペア、そして独自のブロックチェーンプラットフォーム(Binance Chain)の開発にあります。しかし、規制当局との関係や法的問題など、課題も抱えています。

世界ランキング1位の仮想通貨取引所は?

世界ランキング1位の仮想通貨取引所も、現在はBinance(バイナンス)です。CoinMarketCapやCoinGeckoなど、主要な仮想通貨情報サイトのランキングでも、Binanceが首位を維持しています。

以下は、2023年の主要な仮想通貨取引所の世界ランキングの一例です。

順位 取引所名 24時間取引量 ユーザー数
1 Binance $76億 1億+
2 Coinbase $25億 7,300万+
3 Kraken $5.6億 900万+
4 KuCoin $5億 2,000万+
5 Huobi $4.8億 500万+

ただし、このランキングは常に変動しており、新興の取引所が台頭したり、既存の取引所が順位を落としたりすることもあります。

また、各取引所の特徴や強みは異なるため、単純にランキングだけで選ぶのではなく、自身のニーズに合った取引所を選択することが重要です。

日本の取引所は世界ランキングに入っている?

残念ながら、現在日本の仮想通貨取引所が世界ランキングの上位に入っていることはありません。これには主に以下のような理由が考えられます。

  1. 規制環境:日本の厳格な規制により、取扱通貨や取引サービスが制限されている
  2. 市場規模:日本の仮想通貨市場が世界市場と比較して小さい
  3. 国際化の遅れ:多くの日本の取引所が国内市場に特化している

しかし、日本の取引所は安全性や法令遵守の面で高い評価を受けており、国内ユーザーにとっては信頼できる選択肢となっています。

日本の主要な仮想通貨取引所:

  • bitFlyer
  • GMOコイン
  • Coincheck
  • DMM Bitcoin
  • SBI VC Trade

これらの取引所は、日本国内では高いシェアを持っていますが、グローバル市場では存在感が薄いのが現状です。ただし、今後の国際展開や新サービスの導入により、世界ランキングに食い込む可能性も十分にあります。

世界ランキングTOP10以外のおすすめ取引所は?

世界ランキングTOP10に入っていなくても、特徴的なサービスや高い信頼性を持つ取引所は多数存在します。以下に、TOP10以外でおすすめの取引所をいくつか紹介します。

取引所 特徴 おすすめポイント 日本人利用 公式サイト
Gemini(ジェミニ) 高度なセキュリティ、規制遵守、機関投資家向けサービス 米国の規制に完全準拠し、信頼性が高い 不可 https://www.gemini.com/
Bitstamp(ビットスタンプ) 欧州最古の仮想通貨取引所、堅実な運営 長年の実績と安定性 https://www.bitstamp.net/
Bittrex(ビットトレックス) 多数のアルトコインを取り扱い、セキュリティに定評 マイナーな通貨の取引に適している https://bittrexglobal.com/
Poloniex(ポロニエックス) アルトコイン取引に強み、レンディングサービスも提供 流動性が高く、取引しやすい https://poloniex.com/
Bitfinex(ビットフィネックス) 高度な取引ツール、マージン取引に強み 上級者向けの機能が充実 https://www.bitfinex.com/

これらの取引所は、それぞれ独自の強みを持っており、ユーザーのニーズや取引スタイルに応じて選択することができます。

仮想通貨取引所のTier1とは?

仮想通貨取引所のTier1(ティア1)とは、業界で最も信頼性が高く、取引量が多い世界トップクラスの取引所を指す用語です。Tier1取引所は、以下のような特徴を持っています。

  1. 高い流動性:大量の取引を迅速に処理できる能力
  2. 強固なセキュリティ:ユーザー資産を保護する高度なセキュリティ対策
  3. 規制遵守:各国の法規制に準拠し、ライセンスを取得
  4. 豊富な取引ペア:多様な仮想通貨と法定通貨のペアを提供
  5. 先進的な取引機能:高度なトレーディングツールやAPI機能

Tier1取引所は、機関投資家や大口トレーダーからの信頼も厚く、市場への影響力も大きいのが特徴です。

一般的にTier1と見なされるのは以下のような取引所です・

  • Binance
  • Coinbase
  • Kraken
  • Gemini
  • Bitstamp

これらの取引所は、取引量、ユーザー数、セキュリティ対策、法令遵守などの面で業界をリードしています。

一方で、Tier1取引所は比較的高い取引手数料を設定していることが多く、小口投資家にとってはコスト面でデメリットとなる場合もあります。

Tier1取引所は、安全性と信頼性を重視する投資家にとって魅力的な選択肢となりますが、個々のニーズや取引スタイルに応じて適切な取引所を選択することが重要です。

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Slash Payment

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